episode

こんにちは!
本編よりも、外伝などの”エピソード”を読むのが好きなPino(@Pinocan4)です。

さて、今回のお題は耳慣れた「エピソード」という言葉です。

早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!

Pino
だから!アナタ、だれ!?

エピソードとは?

エピソード(英語:episode )
① 本筋と直接的には関係なく物語中にはさみ込まれる、まとまりのある小話。挿話。
② ある人やある物事についての面白く、短い話。逸話。
③ 〘音〙 楽曲の主要部分と主要部分との間の自由な挿入部分。特に、フーガやロンド形式でいわれる。挿句。間奏。

英語のepisode(エピソード)は、ギリシャ語「間に入るもの」の意が語源の言葉で、

  • (小説・劇などの中の)挿話(そうわ)
    (連続物の放送番組・小説などの)一編、一回分(の話)挿話的な出来事
  • などの意味があります。

    英語会話の中でも次のように使われています。

    • the last week’s episode
    • 先週の分(放送)

    • an episode of a person’s childhood.
    • 幼いころの話

     
    一方、現代日本社会で主に使われている「エピソード」も、

    1. 物語や劇の中に挿入される、本筋とは直接関係のない、小話。挿話。
    2. ある人や物事についての面白おかしくまとめた短い話。逸話。
    3. 楽曲の主要部の間に挿入される部分。挿句。間奏。
    4. (連続物の放送番組・小説などの)一編、一回分

    などの意味があります。
     

    Pino
    文節や楽節に使われる言葉って、意外と共通してるんだよね~?「テーマ」とか「メソッド」とか・・・「モチーフ」もそうだったよね!

    シャルル
    元々がギリシア悲劇などの歌劇からきている言葉なので、そこから派生して「文学」にも「音楽」にも使われるようになったのだろうな。

    エピソードの使い方や使用例

    例) 「もののけ姫」のタイトルをめぐっての宮崎駿監督と鈴木氏のエピソードが面白かった。

    このエピソードは「ある人や物事についての面白おかしくまとめた短い話。逸話」の意味です。

    これは一部では有名なエピソードとなっている話ですが

    映画がほぼ完成したある日、鈴木プロデューサーのもとに宮崎が訪ねてきてタイトルを『アシタカ聶記(せっき)』に変えよう、と言い出します。

    その時は結論を保留していた鈴木氏ですが、彼の中では「もののけ姫」というタイトルで行こうと決めていたので、テレビCMなどの宣伝も「もののけ姫」のタイトルで強行して制作したと言われています。

    ※「聶記(せっき)」とは「草に埋もれながら人の耳から耳へと語り継がれていく物語」を意味する宮崎監督の造語。
     

    Pino
    えー「せっき」って漢字が難しいじゃん?子供が読めないよー

    シャルル
    ・・・・・・Pinoも読めんだろう;

    例) 主人公の過去の出来事が、ひとつの”エピソード”という形で挿入されています。

    このエピソードは「物語の中に挿入される、本筋とは直接関係のない小話。挿話」の意味です。

    このような小話、挿話は

    「本編に直接関係はないけれど、その小話を加えることに寄って、登場人物の人柄や生い立ちを説明でき、物語の厚みがが増す

    などの効果が期待できます。

    例) 彼の作曲したフーガはエピソードを挟みながら、荘厳に展開してゆきました。

    このエピソードは「楽曲の主要部の間に挿入される部分。挿句。間奏」のことです。

    例) 人気の海外ドラマのシーズン2のエピソード5が放映されました。

    このエピソードは「(連続物の放送番組・小説などの)一編、一回分」のことです。

    この場合の「seasonシーズン」は「連続ものの番組、映画などの上映期間、第〇部」を意味し、
    「episodeエピソード」は「回」を意味します。

    よって例文は「第2放映期間(第2部)の第5回」という意味です。

    エピソードの類語

    エピソードの「小話、挿話」の意味の類語として「アネクドート」があります。

    早速、意味をみてゆきましょう。

    アネクドート(anecdote:英語)

    (特定の人物・事件にまつわる)逸話

    ギリシャ語「未公表の(話し)」の意が語源の言葉で、

    世間や世人にあまり知られていない興味深い話、世人の目から逸した(逃れた)話」のことです。

    • エピソード
    • ⇒ ある人や物事についての面白おかしくまとめた短い話。逸話。

    • アネクドート
    • ⇒その人の隠れた一面を知らせる、世間にあまり知られていない面白い話。

     

    Pino
    「エピソード」と「アネクドート」の意味は似てるね~!

    シャルル
    違うのは、「アネクドート」の対象が「特定の人や事件」に限られる、というところだな。

    まとめ

    エピソードの意味は?

    エピソード(英語:episode )
    ① 本筋と直接的には関係なく物語中にはさみ込まれる、まとまりのある小話。挿話。
    ② ある人やある物事についての面白く、短い話。逸話。
    ③ 〘音〙 楽曲の主要部分と主要部分との間の自由な挿入部分。
    特に、フーガやロンド形式でいわれる。挿句。間奏。

    エピソードの使い方と使用例

    人や物事にまつわるエピソード⇒「ある人や物事についての面白おかしくまとめた短い話。逸話」
    物語の中のエピソード⇒「物語の中に挿入される、本筋とは直接関係のない小話。挿話」
    音楽のエピソード⇒「楽曲の主要部の間に挿入される部分。挿句。間奏」
    放送番組、映画のエピソード⇒「(連続物の放送番組・小説などの)一編、一回分」

    エピソードの類語

    • エピソード
    • ⇒ ある人や物事についての面白おかしくまとめた短い話。逸話。

    • アネクドート
    • ⇒その人の隠れた一面を知らせる、世間にあまり知られていない面白い話。

     

    いかがでしたか?
    耳慣れた「エピソード」ですが、「挿話、逸話」の他にも「放送回」や「第〇作」のような使い方もしていますね!
    あらためて、言葉の意味、使い方を確認できた回(エピソード)でした~^^

    今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
     

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