royalty

こんにちは!Pino(@Pinocan4)です。
世の中いろいろな「手数料や使用料」をあらわすカタカナ語が溢れていますが~
どう違うの?というワード、いくつかありませんか?

という今回のお題は「ロイヤリティ」です。

早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!

Pino
だから!アナタ、だれ!?

ロイヤリティとは?

英語からきているカタカナ語「ロイヤリティ」には2種類あります。

「Royalty(ロイヤリティ)」「Loyalty(ロイヤリティ)」

どちらも読みを「ロイヤルティ」「ロイヤリティー」とカタカナ表記されることもあります。

早速、それぞれの「ロイヤリティ」をみてゆきましょう!
まずは「R」から始まるRoyaltyから↓

ロイヤリティ(英語:royalty )
〘名〙 (royalty)⸨ロイヤルティ⸩
① 王権。王位。
② 著作権や特許権の使用料。また、商標・商号などの使用料。

次は「L」から始まるLoyaltyです↓

ロイヤリティ(英語:royalty )
〘名〙 (lroyalty)⸨ロイヤルティー⸩
① 忠誠心。誠実さ。

英語のから始まるroyalty(ロイヤリティ)は、語源が明確ではありませんが
王族のSurname[姓]として使われていたのが由来ではないか、との説もあります。


①王位、王権、王者の風、王家の人、王族
②特許権使用料、(著書・作曲などの)印税、著作権使用料

などの意味があります。

対して、Lから始まるloyalty(ロイヤリティ)の方は
(古期)フランス語「loialte(忠実な)」の意 が、語源の言葉で


①忠実、忠誠、忠節、忠義

などの意味で使われます。

 
現代日本社会で使われている「ロイヤリティ」はそれぞれ、下記のような意味で使われています。

Royalty

  1. 王位。王権。王族。王風な。高貴な
  2. 著作権や特許権の使用料。また、商標・商号などの使用料

Loyalty

  1. 忠誠。忠誠心。誠実さ

Royaltyロイヤリティは、②の意味で用いられることが多く、
王族などをカタカナ表記・発音する場合は「ロイヤル」として「Royal family(ロイヤルファミリー)等、表現されます。

Loyaltyロイヤリティーは、主にビジネス、マーケティングの分野で使われています。

 

Pino
ロイヤリティって、語源が2個あるんだ!ひとつの言葉で意味が色々あるのかと思ったよー

シャルル
いわゆる同音異義語だな。日本の「ハシ=橋、端、箸」の類だ。

Pino
でも、厳密にいうとRとLでスペルが違うから同音じゃないハズでしょ?

シャルル
いい質問だ。確かに本来なら発音が違うが日本人の耳では聞き取れなかったのだろう。よって同じカタカナ表記になったというワケだ。

Pino
・・・日本人苦手な「RとL」発音だしね;

Royalty(ロイヤリティ)の使い方や使用例

例) ダイヤモンドを使用したロイヤリティ溢れるジュエリーに仕上がっております。

このロイヤリティは「王風の、高貴な」の意味です。

王族が身に着けるような「最高位の、最高級の」ジュエリー、という意味ですね!

例) 写真やイラストなどの創作物には、必ずロイヤリティが発生します。

このロイヤリティは「著作権。著作権使用料」の意味です。

著作権とは?
知的財産権のひとつで、「文芸・学術・美術・音楽」の範囲に属する著作物をその著作者が独占的に支配して利益を受ける権利のことです。

「著作物のコピー(複製)・上演・演奏・放送・口述・上映・翻訳」などの権利を含み、著作権は、著作物が創作された時に発生し、原則として著作者の死後50年を経過するまで存続します。
(無名または変名で公表された著作物は公表後50年)

ただし、映画の著作物(劇場用映画・アニメ・ビデオ・ゲームソフトの映像部分など)は公表後70年を経過するまで、著作権が存続します。
>引用参考:デジタル大辞泉より

この著作権に対する「使用料」とは
「著作者以外の者が営利目的で創作物を使用したり、一部を引用した際に、著作者に支払う使用料のことを指します。

例) 近年、フランチャイズ契約におけるロイヤリティの高さが問題になっている。

このロイヤリティは「特約料。使用料」の意味です。

フランチャイズとは「特権を与える」という意味の英語が語源の言葉で、現代におけるコンビニエンスストアや外食産業のチェーン店などが、独占販売権を持つ親企業からの
経営ノウハウ商標・商号を利用する「対価として支払う使用料」のことです。

Loyalty(ロイヤリティ)の使い方や使用例

commit

例) 社員のロイヤリティの向上を図る努力を企業は忘れてはならない。

このロイヤリティは「(会社に対する)忠誠心。誠実さ」の意味です。

例) ブランドロイヤリティを促進するためにSNSを最大限に利用している。

「ブランドロイヤリティ」とは「ブランド(企業)に対する顧客の忠誠度」の意味です。

顧客が購入して気に入ったブランドの商品やサービスを繰り返し購入するリピーターになってくれる行動のことを指します。

例) 先輩は某ブランドに対するロイヤリティが非常に高い。

このロイヤリティとは「ブランド(企業)に対する顧客の信頼、愛着」のことを指します。

顧客のある特定の企業、およびそのブランドの商品に対する「信頼」や「愛着」のことを
「顧客ロイヤリティ」と呼びます。

例文のように「ロイヤリティが高い/低い」とは、企業に対する「信頼」や「愛着」が「高い/低い」と言い換えることができます。

ロイヤリティの類語

ロイヤリティと似ている言葉にコミッションマージン、そしてエンゲージメントもみてゆきましょう。

コミッション(英語:commission )

「手数料。斡旋料。歩合」

委託された業務に対しての手数料。
フルコミッションの場合は歩合の意味となる。

マージン(英語:margin )

①売買によって生じる差額利益。売買差益。
②販売や委託に対する手数料

エンゲージメント(英語:engagement )

「忠誠心、貢献心」

それぞれの意味ごとに並べて、比べてみましょう↓

【手数料・使用料を意味する】

  • ロイヤリティ著作権使用料。特約料。使用料。印税。
  • 権利に対して発生する対価)

  • コミッション手数料。斡旋料。歩合
  • 委託された仕事への対価手数料、もしくは成果への対価)

  • マージン販売や委託に対する手数料。
  • 委託された仕事への対価手数料)


【忠誠心を意味する】

  • ロイヤリティ忠誠心。誠実さ。
  • (社員、または顧客からの一方的な忠誠心、信頼

  • エンゲージメント忠誠心、貢献心。
  • (社員と企業、または顧客と企業とのつながり、結び

 

Pino
なるほどね。ロイヤリティは著作権などの権利に対して支払う料金」なのね!

シャルル
対して、コミッションやマージンは委託された仕事に対する手数料」だ。

Pino
「エンゲージメント」は前回詳しく記事にしてるから参考にしてみてね♪↓

まとめ

ロイヤリティの意味は?

ロイヤリティ(英語:royalty )
〘名〙 (royalty)⸨ロイヤルティー⸩
① 王権。王位。
② 著作権や特許権の使用料。また、商標・商号などの使用料。
ロイヤリティ(英語:loyalty )
忠誠心。また、誠実さ。

Royalty(ロイヤリティ)の使い方や使用例

  • ロイヤリティ溢れる⇒「王風の。高貴な」
  • ロイヤリティが発生⇒「著作権。著作権使用料」
  • フランチャイズのロイヤリティ⇒「特約料。使用料」

Loyalty(ロイヤリティ)の使い方や使用例

  • 社員のロイヤリティ⇒「忠誠心。誠実さ」
  • ブランドロイヤリティ⇒「ブランド(企業)にたいする顧客の忠誠度」
  • ロイヤリティが高い⇒「ブランド(企業)にたいする顧客の信頼、愛着」

ロイヤリティの類語

【手数料・使用料を意味する】

  • ロイヤリティ著作権使用料。特約料。使用料。印税。
  • コミッション手数料。斡旋料。歩合マージン販売や委託に対する手数料。

【忠誠心を意味する】

  • ロイヤリティ忠誠心。誠実さ。
  • エンゲージメント忠誠心、貢献心。

 

いかがでしたか?
「ロイヤリティ」、語源が別の英語単語からきていた言葉でしたね。
それぞれ「王風」「著作権、著作権使用料」と会社やブランドに対する忠誠心の意味で覚えておきましょう!

今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
 

もし、「こんな言葉を調べて欲しい」「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
または・・・赤いシャルルにこんなセリフを言って欲しい!というコアな要望がありましたら(笑
遠慮なく、↓下のコメント欄に書き込んでくださいね~☆