こんにちは!
おでんの具の半分以上は大根でいいんじゃないの?と思っている~Pino(ピノ)です。ほこほこ大根最高!
さて、今回のお題は「クール」です。
巷にあふれるこのワード、今回もあらためて~意味や使い方をチェックしてゆきましょう!
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に、みてゆきますよ~
クールの意味は?
クール (cool: 英語)
[形動]
1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。「クールな色調」
2 冷静なさま。冷ややかなさま。「クールに観察する」「クールな反応」
3 かっこいいさま。「クールなファッション」引用元: デジタル大辞泉より
英語が語源の「クール」は比較的、昔から使われており、温度の関連する場面で使われるクール=「冷たい、涼しい」、態度や性格・思考に関連する表現で使われるクール=「冷たい、冷静である」など、幅広い分野で登場していました。
語源の英語「Cool」に「かっこいい」の意味が加わったのは1930年代のことで、その後40年代後半、音楽の世界にクールジャズの形態が登場し、その「冷静なかっこよさ」が人気を集めました。この頃から英語のCOOLにはスラング(俗語)としての「かっこいい」という意味が加わります。
日本でも1990年代に入り、クール=「かっこいい」という使い方が広がり始めました。日本語に言い換えると「かっこいい」「洗練された」「感じの良い」と表現できます。
21世紀に入ってから流行した「クールジャパン」 「クールビズ」は記憶に新しいところです。※例文にて後述。
クールの使い方と使用例をみてみよう!
例) 今度異動してきた課長、クールでかっこいいよね!
すぐ後にクールの意味のひとつの「かっこいい」が来ますので、反復はしないと考え、このクールは「落ち着いた、冷静なさま」のような意味でしょう。
冷静沈着そうで、かっこいい。まさに理想の上司が異動してきましたね!
例) マンガやアニメーションはクールジャパンを代表する大衆文化です。
クールジャパンとは「日本独自の文化が海外で評価を受けている現象、またはその日本文化を指す言葉」です。
対象としては当初、マンガ、アニメーション、ゲームコンテンツ、ファッションなどの大衆文化を指していたが、その後、伝統工芸、食材、家電、などの幅広い分野にひろがりました。2010年、経済産業省内に設立されたクールジャパン室を中心に、日本の生活産業分野の海外展開を支援を行っています。
例) 日本の酷暑にクールビズは必須だ。
クールビズ(cool+biz[business])とは「地球温暖化対策や夏期の電力不足の解消、消費喚起効果をねらって政府が推奨している軽装運動」のことです。
いわゆる「ノーネクタイ、ノージャケット」の軽装で活動し、室温の冷房を28度に設定することを提唱しています。
2005年に、環境省が3200通の公募の中から選んだ言葉で、これにより従来の「省エネルック」から「クールビズ」に変更されました。クールには「涼しい」と「かっこいい」という両方の意味がかけられています。
良かったですね~かっこいいワードに変えられて!それにしても、省エネルックって・・・笑
例) この冬、クールビューティを目指す!
という、女性ファッション雑誌のコピーのような例文ですが。笑
クールビューティとは「容姿の美しさのみならず、知性と品格を持ち合わせ、冷静ではっきりとした性格の女性」のことを指します。
明るくセクシーな魅力のマリリン・モンローに対して、凛としたグレース・ケリーの美貌を讃えた言葉としても有名です。
例) 視聴率が伸び悩み、2クール目で放送打ち切りとなった。
これも…ちょっとリアルな例文ですが;笑
この場合のクールは「日本の固有のテレビ業界用語で1年を4つのパートに分け、3ヶ月を1クールとする放送期間の単位のこと」です。
例えば1週間に1話放映の番組だと1クール(3ヶ月)で13話、1年間の放映で52話となります。
未だに人気のある「機動戦士ガンダム」の第一作目(ファースト)も開始当初は1年間放映の52話予定でした。しかしながら、視聴率が伸び悩み、約10カ月の43話で放送打ち切りとなったのは有名な話です。
尚、この「クール」は英語(cool)ではなくフランス語のクール(cours=流れ)を語源とする言葉です。
例) 手術後の化学治療は2クールを予定しています。
この場合のクールは「治療を行う期間」を意味します。
これも「期間」を表すため、前出の例文のフランス語源のクールかと思いがちですが、実はドイツ語のクーア(Kur=治療)という医療用語からきています。
クールの類語は?
「クールな男性」と使われるクールは、同じく「ニヒルな男性」で使われるニヒルと、似たような意味なのでしょうか?早速、みてゆきましょう。
ニヒル(nihil:英語)
冷たく醒めていて、暗い影のある様。
クールとニヒルの違いを比べてみましょう。↓
クール ⇒ 落ち着いた。冷静な。かっこいい。
ニヒル ⇒ 冷たく醒めていて、暗い影のある様。
クールとニヒル、「冷静な」イメージは似ていますが、ニヒルにはいつも「暗い影」「冷淡」さがつきまとうのに対し、クールは「落ち着いた」「格好よい」と、スマートな明るい雰囲気がありますね!
そして「ニヒル」は女性には使われませんが、「クール」は男女問わず使われます。
※ニヒルの意味は?コチラもどうぞ★⇒【nihil(ニヒル)の意味は?シュールとの違いや使い方も】
まとめ
クールの意味は?
1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。「クールな色調」
2 冷静なさま。冷ややかなさま。「クールに観察する」「クールな反応」
3 かっこいいさま。「クールなファッション」
クールの使い方・使用例は?
クールでかっこいい ⇒ 冷静沈着で、かっこいい
クールジャパン ⇒ 日本独自の文化が海外で評価を受けている現象、またはその日本文化を指す言葉
クールビズ ⇒ 地球温暖化対策や夏期の電力不足の解消、消費喚起効果をねらって政府が推奨している軽装運動
クールビューティ ⇒ 容姿の美しさのみならず、知性と品格を持ち合わせ、冷静ではっきりとした性格の女性
テレビ業界のクール ⇒ 日本の固有のテレビ業界用語で1年を4つのパートに分け、3ヶ月を1クールとする放送期間の単位のこと
医療用語のクール ⇒ 治療を行う期間
クールの類語は?
クール ⇒ 落ち着いた。冷静な。かっこいい。
ニヒル ⇒ 冷たく醒めていて、暗い影のある様。
いかがでしたか?
クールは男女ともに使える「かっこいい」ワードですね!
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
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