こんにちは!
落語のDVDが欲しいな~と探し始めている、Pino(ピノ)です。 志ん生・ 志ん朝親子がいいかなーw
さて、今回のお題は「カオス」です。
ネット上でよく出てくるこのワードですが・・・元の意味は?
早速、意味や正しい使い方をチェックしますよ~
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に、みてゆきますよ~
カオスの意味は?
カオス (chaos:英語) [ギリシャ語「深い淵(ふち)」の意; 形容詞 chaotic]
① 混沌こんとん。混乱。
② ギリシャ神話の宇宙開闢かいびやく説における万物発生以前の秩序なき状態。また、同時にすべての事物を生みだすことのできる根源。ケイオス。 ⇔ コスモス
③ 初期条件・境界条件を定めると以後の運動が決まるような簡単な系であっても、初期条件のわずかな差で大きく違った結果を生ずるような現象。気象現象・乱流や生態系の変動などに見られる。引用元: 大辞林第三版より
元は古代ギリシャ語の (Χάος, Chaos)「大口を開けた」「空(から)の空間」の意味でギリシア神話に登場する原初神のことです。
そこからギリシャ語「深い淵」⇒英語のカオスchaos(混沌)に派生しました。
現代日本社会で使われるカオスは
- 混沌、混乱
- ワケのわからない様
- メチャクチャな様子
- ありえない、意味不明な状態
などのような意味で使われています。
語源の1.の「混沌」という抽象的な意味よりも2~4のような感覚的なニュアンスで若者に使われることが多いのが現状です。
カオスの使い方と使用例
まずは③の数学の分野からのカオスの解説です。
例) カオス論とは「決定されているのに予測できないもの」
いきなり哲学じみた例文ですが…まずはカオス論の説明から↓
(参考引用:[世界観を覆した数学理論] 京都産業大学サイトより)
自然科学の分野において、ニュートンの運動方程式は「最初の状態と状態の時間発展を記述する法則さえ得られれば、未来永劫あらゆる状態が予測できる」という考え方が支配していました。
ところが、そのような見通しを否定したのが↑この「カオス論」です。
例) 部屋がカオス過ぎて足を踏み入れられない。
うって変わって現代のネット上や若者の間で使われいてるカオスの例文です。
これは「(部屋の中が)メチャクチャに散らかっていて足の踏み場もない」ような意味ですね。
雑誌や積プラが散乱して地震の後のような状態・・・なのでしょうかw
例) 昨日から頭の中がカオスで上手く説明できません。
このカオスも「混乱していて、訳がわからない状態」という意味です。
いわゆる~頭の中がぐちゃぐちゃ、という様ですね。
例) 先週末行った旅行メンバーがカオスだった。
この場合のカオスは「訳のわからない、ありえない」メンバーだった、という意味です。
例えば~友達と一緒に祖父母や親戚、近所のおばさん、見知らぬ人まで一緒に来ちゃった・・・のような選出だったのでしょうか…;
カオスの類語は?
カオスとよく比較される言葉にシュールがあります。
早速、意味をみてゆきましょう。
シュール(surreal:英語)
非日常的な。奇妙な。理解不能な。
上記の意味から「うす気味の悪い」「ぞっとする」のようなニュアンスが含まれることもあります。
カオスとシュールの違いを比べてみましょう。↓
- カオス
- シュール
⇒ 混沌、混乱(メチャクチャな様。ありえない、意味不明な状態)
⇒ 非日常的な。奇妙な。理解不能な。
カオスとシュール、「訳の分からない」「ありえない」の意味は共通しますが、シュールの方がより抽象的な非日常感=奇妙な、薄気味の悪い、ぞっとするような感が強いイメージですね!
◆シュールをもっと詳しく↓
【surreal(シュール)の意味は?使い方もわかりやすく解説】
便利な言葉だわw
まとめ
カオスの意味は?
- 混沌、混乱
- ワケのわからない様
- メチャクチャな様子
- ありえない、意味不明な状態
元が抽象的なイメージの言葉だからこそ、逆にSNSや若者言葉として使われやすいのかもしれませんね!
「混沌、混乱」「ワケの分からない様子」「意味不明な状態」などの意味で覚えておきましょう。
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