こんにちは!
今回お題ワードを検索していたら…「おすすめシュール漫画」などにヒットしてしまい~つい、読みふけってしまったPinoです;

ということで今回のお題はシュールです。
この「シュール」という言葉は、けして新しいワードではなく70年代から使われ始めたそうなのですが…「はっきりと意味を理解して使っている」方は少ないのではないでしょうか?

今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に、みてゆきますよ~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!
Pino
だから!アンタ、だれ!?

シュールの意味は?

シュールシュルレアリスムの略語(surréalisme:仏)
シュルレアリスムは、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが提唱した思想活動。一般的には芸術の形態、主張の一つとして理解されている。日本語では「超現実主義」と訳されている。
芸術運動のシュルレアリスムでは、その多くが現実を無視したかのような世界を絵画や文学で描き、まるで夢の中を覘いているような独特の非現実感は見る者に混乱、不可思議さをもたらす。
代表的なシュルレアリスムの画家=サルバトール・ダリ、ルネ・マグリット、マックス・エルンスト

このシュルレアリスムの略語「シュール」という言葉が日本では70年代前後に広告媒体で頻繁に使用された例がある。その後1990年末期頃からは「超現実」という概念からは離れて「ナンセンス」「不条理」などの意味でも使われるようになる。
表現や発想が非日常的、超現実的である様。

 

英語でのシュールsurrealフランス語のsurréalismeが語源

  • 超現実主義の、シュールレアリズムの
  • 非現実的な、現実離れした

の意味で使われています。

シャルル
この「超現実主義」のものすごい!ではなく現実という状況をも超えたという意味だな。

Pino
絵画のダリマグリットの描く世界をイメージすると分かりやすいかもね!

シャルル
夢の中、あるいは無意識下でしか起こりえない奇妙で不可思議な世界ということか

Pino
それが転じて「奇妙な」とか「ありえない」みたいな意味で使われるようになったのかもね!

シュールの使い方と使用例は?

例) あの建築物はシュールだ。

この場合のシュールは非日常的な(今まで見たこともない)」「奇妙な」「理解不能な(どうやって作ったのか分からない)のような意味で使われています。
建物の雰囲気によっては「うす気味の悪い」「ぞっとする」というようなニュアンスも含まれる場合もあります。

例) それはシュールなギャグだね。

人を笑わせる冗談・シャレの「ギャグ」をこのように表現することがあります。この場合のシュールは「現実離れしていて理解しがたいネタ」「ストレート(素直)に笑えない」というような意味合いで、ブラック・ジョーク(禁忌・タブーをネタにした笑い)に近いかもしれません。

例)「朝、目を覚ますと巨大な虫になっていた」なんて、シュールすぎる話だ。

この↑フレーズは有名なカフカ『変身』の一節ですね。冒頭のこの一文を読んで、背すじがソッした人も少なくないでしょう。笑
このシュールはまさにうす気味の悪い」「ぞっとするの意味で使われていますね。

Pino
日本文学でいうと江戸川乱歩の『押絵と旅する男』や安部公房の『壁』などがシュールな作品かな!

シャルル
有名な児童文学作品『不思議の国のアリス』もシュールなところがあるな。

Pino
そのチョイス!?・・・・・・ら、らしくない。

まとめ

シュールの意味は?

表現や発想が非日常的、超現実的である様。

使い方・使用例

建築物がシュール非日常的な。奇妙な。理解不能な。うす気味の悪い。
シュールなギャグ現実離れしていて理解しがたいネタ。ストレート(素直)に笑えないネタ。
シュールすぎる話日常から、かけ離れた信じがたい話。ぞっとする、うす気味の悪い話。
 

いかがでしたか?元のシュルレアリスムからは離れて独り歩きしている感のある、この言葉。
それこそシュール=奇妙なワードですね!笑
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
 

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