こんにちは!
人生の折り返しを過ぎてみると・・・
いくつも”タブー”を破ってきている気がする~Pino(@Pinocan4)です;
さて、今回のお題はその「タブー」という言葉です。
早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
タブーとは?
タブー(英語:taboo )
《〈ポリネシア〉tapu(はっきり印をつけられた、の意)から》
1 聖と俗、清浄と不浄、異常と正常とを区別し、両者の接近・接触を禁止し、これを犯すと超自然的制裁が加えられるとする観念・風習。また、禁止された事物や言動。未開社会に広くみられる。禁忌。禁制。「宗教上のタブーを犯す」
2 ある集団の中で、言ったり、したりしてはならないこと。法度(はっと)。「彼にはその話はタブーだ」引用元: 大辞林 第三版より
英語のtaboo(タブー)は、ポリネシア語のta(印をつける)+pu(強さを示す副詞)が語原とされる言葉で、
「物忌み、タブー、禁忌、禁制、法度(はっと)」
などの意味があります。
一方、現代日本社会で主に使われている「タブー」も、
- 「禁忌。禁制」
- 「ある集団の中で、言及したり、行ってはいけないこと。禁句」
などの意味です。
1、は古来からその地域の風土に根差したものが多く、
「ある物や人、場所を神聖または不浄なものとして,それに触れたり、立ち入ったり、口に出したりするのを禁ずる風習」
2、は現代社会においても通じる概念で
「その事に触れたり、口に出すことによって都合の悪い状況になること」
いわゆる「皆、暗黙の了解で ”言ってはいけないこと”」などを指します。
タブーにおける「神聖」と「不浄」
タブーの意味する「禁忌、禁制」の理由には、「神聖」と「不浄」のふたつがあります。
▶神聖とは?
⇒けがれなく尊いこと。清らかで冒しがたいこと。また、そのさま。
▶不浄とは?
⇒心身がきよらかでないこと。けがれていること。また、そのさま。
▶穢れ(けがれ)とは?
⇒忌まわしく思われる不浄な状態。死・疫病・月経などによって生じ、共同体に異常をもたらすと信じられ避けられる。
この「タブーとして遠ざけられる=禁忌」が由来するものには、「神聖」と「不浄」があります。
「けして触れてはならいもの、口にしてはならないもの」は、
「神や仏の身代わりでもある物や人、場所=神聖なもの」の場合もありますし、
「穢れた物、人、場所=不浄なもの」を指す場合もあります。
例えば、ユダヤ教において動物の血は、食に関する限り「不浄な生き物」と同様に「タブー」とされますが、これはユダヤ教の聖典[申命記]に「血は命であるから食べてはならない」という記載があり、「不浄な生き物の血」だからではなく、「神聖なもの」である理由からタブーとされるのです。
このように「神聖」と「不浄(穢れ)」は、どちらもタブーとして遠ざけられる対象であり、タブーであることだけが強調されて、必ずしも厳密に区別できないこともあります。
>参考引用:wikiwandより
タブーの使い方や使用例
例) 村の女性は祭りの神輿に乗ってはいけないとうタブーがあった。
このタブーは「昔からの”言い伝え”や”神話”などによる禁じられた言葉や行為。禁忌。禁制」の意味です。
文化人類学の分野において、世界的に「女性=禁忌」とみる風習は古来より多く見られます。
それは「女性蔑視」というよりも、その地域に伝わる「神話、伝説」や民族や村に語り継がれる「言い伝え、掟」に基づいて、それらを実直に守り続けてきたからです。
しかしながら、その意味を深く掘り下げてゆくと、
- 神のおわす「神聖な場所」に女性が近づくと神がさらってゆくため。
- 女性は「白不浄=妊娠、出産」「赤不浄=月経(生理)」がある「不浄なもの」とされた。
などの理由があります。
それらの慣習により、女性が寺院、神社仏閣の内陣、祭りの神輿・山車、また現在でも大相撲の土俵は「女人禁制」とされているなど、様々な場面でのタブーが存在します。
例) イスラム教において、豚を食することはタブーです。
このタブーは「禁忌のある物に触れたり、口にしたりすることを禁じる風習」のことを意味します。
世界には多くの民族と宗教が存在します。
イスラム教もそのひとつであり、聖典コーランに記されている厳格な行動規範に従って暮らしています。
コーランの中には「ハラール(許される行為・物)」「ハラーム(禁じられた行為・物)」という2つの規範があり、それは食べ物にも適用されています。
▶ハラールフード
⇒・鶏肉、牛肉、羊肉、天然の魚介類、野菜、果物、きのこ類、自然の飲み物
豚肉意外のハラールミート(ハラームなエサで飼育されていない肉)なら、卵や乳製品もOK。
▶ハラームフード
⇒豚肉と豚に由来するもの(ハム、ベーコンなどの加工品は✖)
酒、アルコール分の入った調味料、遺伝子組み換えの野菜など。
例) 社内で部長の奥さんのことに言及するのは”タブー”とされています。
このタブーは「ある集団の中で、言及したり、してはいけないこと。禁句」のことです。
ある特定の集団において、またはもっと大きなグループ、社会的な概念においても使われます。
例文のような、学校や会社などの「特定の集団」内では、
「その事について尋ねたり、言ったりすることによって、都合の悪い状況になる」ような事柄を指します。
「部長の浮気が原因で奥さんが家を出て行った」みたいな時だよね?
タブーの類語
タブーの「手を触れてはならない」という意味の類語として「サンクチュアリ」や「アンタッチャブル」があります。
早速、それぞれの意味をみてゆきましょう。
サンクチュアリ(sanctuary:英語)
侵してはならないもの、場所、分野。手を触れてはならない領域
アンタッチャブル(untouchable:英語)
手を触れてはならない、禁制の、手の届かない、無敵の、無比の、汚らわしい
それぞれ並べて比較してみましょう↓
- タブー
- サンクチュアリ
- アンタッチャブル
⇒ 禁忌。禁じられている物ごと、風習。
⇒ 侵してはならないもの、場所、分野。手を触れてはならない領域。
⇒ 手を触れてはならない、禁制の、無敵の。
まとめ
タブーの意味は?
タブー(英語:taboo )
《〈ポリネシア〉tapu(はっきり印をつけられた、の意)から》
1禁忌。禁制。
2 ある集団の中で、言ったり、したりしてはならないこと。
タブーの使い方と使用例
文化人類学的なタブー⇒「昔からの”言い伝え”や”神話”などによる禁じられた言葉や行為。禁忌。禁制」
宗教的なタブー⇒「禁忌のある物に触れたり、口にしたりすることを禁じる風習」
現代社会のタブー⇒「ある集団の中で、言及したり、してはいけないこと。禁句」
タブーの類語
- タブー
- サンクチュアリ
- アンタッチャブル
⇒ 禁忌。禁じられている物ごと、風習。
⇒ 侵してはならないもの、場所、分野。手を触れてはならない領域。
⇒ 手を触れてはならない、禁制の、無敵の。
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いかがでしたか?
「タブー」、この言葉も比較的昔から使われていたカタカナ語ですね。
「禁忌」「禁句、触れない方が良い事」という意味で覚えておきましょう。
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