こんにちは!「棚から、ぼた餅」という言葉大好きな~Pinoです^^
これ、嫌いな人・・・居ないよね?笑
さて、今回のお題は、「セレンディピティ」です。
なんだか~上等そうな響きが?合ってるかな?
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
セレンディピティとは?
セレンディピティ/セレンディピティーとも(英語:serendipity )
求めずして思わぬ発見をする能力。思いがけないものの発見。運よく発見したもの。偶然の発見。
[補説]英国の作家ホレス=ウォルポール(1717~1797)の造語。
寓話The Three Princes of Serendip(1754)の主人公達にこのような発見の能力があったことによる。
Serendipはセイロン(現スリランカ)の旧称。引用元: デジタル大辞泉より
英語のセレンディピティは古アラビア語:Arabic سِرَانْدِيب (sirāndīb),が語原の言葉で「セレンディップ(スリランカの旧名)」のことを指します。
これはアラビア人が
『シンハラ・ディーバ⇒シンハラ(スリランカの先住民族シンハラ王国の人)・ディーバ(島)』
の語を訛って「セレンディップ」と呼んだことが始まりです。
ちなみにシンハラとは「ライオン」の意味があり、シンハラ王国の人々は自分達のことを「ライオンの子孫」と言い伝え、国旗にもデザインされています。
昨日2月4日(日)、スリランカはナショナルデーで祝日でした。イギリスからの独立を記念した日で、翌日の今日2月5日(月)は振替休日として休業する銀行やオフィスが多いそうです。 pic.twitter.com/rVXyJxAXUR
— 【公式】ブラステル (@brastel) 2018年2月5日
セレンディピティの起源
「セレンディピティ」という言葉は、イギリスの政治家にして小説家であるホレス・ウォルポールが1754年に生み出した造語です。
彼が子供のときに読んだ『セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)』という童話にちなんだものです。
これは5世紀頃に作られたおとぎ話で、16世紀頃にヨーロッパに伝わり、その童話の中のエピソードが小説に引用されるなど、知識階級には知られた作品でした。
ある日、ウォポールが友人宛に出した手紙の中で「自分が偶然発見した幸運」のことをその童話になぞらえ、「これがまさに”セレンディピティ”です」と説明しているくだりがあります。
それが初めて、この世で「セレンディピティ」という造語が使われた瞬間でした。
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★あらすじ★
セレンディップ(スリランカの旧名)の3人の王子たちが旅に出た先で、彼らの優れた能力や才気によって、有益なものを偶然に発見し、数々の困難を乗り越えて行く童話。
有名な「迷子のラクダ」のエピソードでは、道端の草が左側だけ食べられていることから、その迷子のラクダは右目が見えないことを推理し、また、草の上に足を引きずったような跡があったため、片脚が悪いラクダであることも言い当てて、皆を驚かせました。
その3人の王子たちの鋭い洞察力に感心した皇帝は王子達を賓客に迎え、彼らは様々な難問をその能力で解決してゆきました。
一見よくあるサクセスストーリーに聞こえますが、このお話におけるセレンディピティとは「単なる偶然」「幸運」を示すものではなく、3人の王子たちが持っている聡明さ、機転の良さが、有益な偶然の発見を誘い、彼らの成功へと導いたことを示唆しています。
つまり「セレンディピティ」とは
⇒「他人の気付かない、些細なことにも日頃から注意を向け、その中で偶然に発見したものを逃さず、それを追求することによって成果に変える能力」
と言えるでしょう。
偶然発見した幸運のことや幸運にも思わぬ(素晴らしい)ものを発見できた力という意味なんだね。
セレンディピティの使い方と使用例
例) 偉大な発見の陰にはセレンディピティの存在がある。
このセレンディピティは「些細なことにも日頃から注意を向け、その中で偶然に発見したものを逃さず、それを追求することによって成果に変える能力」を意味します。
自然科学の分野において、数々の大発見は「思いもよらない偶然」のものが多数ありました。
例とえば…
●ハンス・クリスティアン・エルステッドによる、電流と磁気の関係の発見(1820年)
●ヴルヘルム・レントゲンによる、X線の発見(1895年)
●ピエール・キュリー、マリ・キュリー夫妻による、ラジウムの発見(1898年)
ノーベル賞受賞者の多くがこのserendipity(セレンディピティ)というワードをスピーチで使う
理由はここらへんにあると思いますが、これらの「偶然の発見」も、まずは発見・研究者が持つ有益な発見を逃さず、それらを追求して成果を手に入れる能力があってこそ、ということです。
例) 女性の中にはセレンディピティ消費を楽しむ傾向があります。
マーケティングの分野における、このセレンディピティ消費とは
⇒「予測できない素敵な(物、体験)出会い」の消費行動を意味します。
これはマーケティングにおいて、『偶然による発見、手に入れる幸福感』を楽しんでもらうための企画であり、偶然による予測できない素敵な発見を疑似的に誘導し、商品またはサービスの販売促進を促すものです。
セレンディピティの類語
セレンディピティの類語としてチャンスインスピレーションも、みてゆきましょう。
チャンス(chance)
機会、好機、チャンス、(…が)機会、(可能な)見込み、偶然
インスピレーション(inspiration)
創作、思考などの過程において、瞬間的に浮かぶ考え。それが新たな飛躍的活動をうながすときにいう。ひらめき。霊感。
それぞれ、並べて比べて見ましょう↓
▶セレンディピティ
⇒幸運にも、思わぬ(素晴らしい)ものを発見できた能力(偶然性と個人の資質)
▶チャンスは
⇒機会、好機、偶然(個人の力の及ばない偶然)
▶インスピレーション
⇒創作、思考などの過程において、瞬間的に浮かぶ考え。閃き。(偶然ではない、個人の想像力、閃き)
まあ、いってみれば・・・ニュータイプの能力のようなものだな。
まとめ
セレンディピティの意味は?
セレンディピティ(英語:serendipity )
求めずして思わぬ発見をする能力。思いがけないものの発見。運よく発見したもの。偶然の発見。
[補説]英国の作家ホレス=ウォルポール(1717~1797)の造語。
ウォルポール作の寓話The Three Princes of Serendip(1754)の主人公にこのような発見の能力があったことによる。Serendipはセイロン(現スリランカ)の旧称。
セレンディピティの使い方と使用例
セレンディピティの存在⇒「些細なことにも日頃から注意を向け、その中で偶然に発見したものを逃さず、それを追求することによって成果に変える能力」の存在
セレンディピティ消費⇒「予測できない素敵な(物、体験)出会い」の消費行動
セレンディピティの類語
▶セレンディピティ
⇒幸運にも、思わぬ(素晴らしい)ものを発見できた能力(偶然性と個人の資質)
▶チャンスは
⇒機会、好機、偶然(個人の力の及ばない偶然)
▶インスピレーション
⇒創作、思考などの過程において、瞬間的に浮かぶ考え。閃き。(偶然ではない、個人の想像力、閃き)
いかがでしたか?
「セレンディピティ」、が童話のタイトルから来ているとは驚きでしたね!
でも、日本でも昔話などの寓話からきている比喩表現もありますし、よくある逸話なのかもしれません^^
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
もし、「こんな言葉を調べて欲しい」や「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
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