こんにちは!
息子が「ガリガリ君」にハマっているPino(@Pinocan4)です。
グレープフルーツ味が好きw
さて、今回のお題はシークエンスです。
この言葉も、よく見聞きしますね~
今回もいろいろな分野での「シークエンス」をピックアップしましたよ!
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
シークエンスとは?
シークエンス (sequence : 英語 ラテン語由来)
〔シーケンスとも。「連続」の意〕
① 映画で、いくつかのシーンによって構成される挿話。
② カリキュラム編成に際して選択された、教育内容の配列または学習の順序。 → スコープ③
③ トランプで、数の連続した同種の三枚以上のカード。
④ 自動制御で、あらかじめ定められた動作の順序。
⑤ DNA の塩基配列。タンパク質のアミノ酸配列。引用元: 大辞林 第三版より
英語のsequence(シークエンス)はラテン語の「後に従うもの」(sequī「従う」+‐ENCE) が語源で
- 連続、続発、(因果的)連鎖
- (連続して起こる)結果
- ひと続き、(起こる)順序、列
などの意味があります。
英語会話の中でも次のように使われています。
- out of sequence
- the third item in a sequence
というように使われています。
一方、現代日本社会で主に使われている「シークエンス」も、
連続。連続して起こる順序 映像作品で、いくつかのシーンによって構成される挿話 カリキュラム編成に際して選択された、教育内容の配列または学習の順序 機器を自動制御する際の、あらかじめ設定しておく動作の順序 トランプで、数の連続した同種の三枚以上のカード
などの意味があります。
各分野における「シークエンス」の意味
シークエンスは「連続」「連鎖」「順序」「ひと続き」という意味ですが、使われる分野ごとの意味を詳しくみてゆきましょう。
「映像」の分野におけるシークエンス
映像作品において「一続きのシーンによって構成される、ストーリー展開上の一つのまとまり」という意味で使われています。
ここでまず、動画映像作品を解説するにあたり、各用語の意味を調べてみましょう。
●カット・・・映像編集における最小単位。カメラで撮影したような停止した映像画。
●シーン・・・カットが集まって「ある動作」もしくは「ある場面」を表現する一連の映像動画。
●シークエンス・・・いくつかのシーンが集まって、「意味のあるストーリーの一部」を表現する一連の映像動画。
●ストーリー・・・いくつかのシークエンスが集まって「意味のある完成された作品」を表現する映像動画、作品。
映像としてのボリュームは
カット < シーン < シークエンス < ストーリー(映像作品) という並びになります。
「カードゲーム」の分野におけるシークエンス
「トランプで、数が連続する同種の3枚以上のカード」のことを指します。
「教育」の分野におけるシークエンス
教育の分野において「カリキュラム(教育課程)の編成に際して選択された、教育内容の配列。または学習の順序」を意味します。
この「カリキュラム編成に際して選択された」という部分は「スコープ」に基づいて進められます。
スコープとは?
教育課程を編成するとき、どういった教育内容を選択するのかという、学習の範囲あるいは領域のこと。
●子供の興味関心があるもの
●社会生活において有用性のあるもの(健康・自然・計算・言葉・人間関係等)
●学問体系に即したもの(国語・数学・理科・社会等)
上記のような「学習範囲」あるいは「領域」を選定して、そこから学習のための教育課程(カリキュラム)を編成してゆくことを「シークエンス」と呼びます。
「生物学」の分野におけるシークエンス
生物学におけるシークエンスとは「核酸、たんぱく質、糖鎖などの高分子配合物(ポリマー)を構成するモノマーが繋がっている順番(配列)のこと」
●核酸(DNA、RNA)のシークエンスとは、塩基配列を指す。
●蛋白質(ペプチド)のシークエンスとは、アミノ酸配列を指す。
●糖鎖のシークエンスとは、単糖などの配列を指す。
※これらの配列(シークエンス)を調べて決定する作業のことを「シークエンシング」と呼びます。
「制御工学」の分野におけるシークエンス
制御工学におけるシークエンスとはシーケンス制御のことで「あらかじめ定められた順序、または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御」のことを意味します。
これらは日本工業規格(JIS)に定義されています。
「建築」の分野におけるシークエンス
建築におけるシークエンスは「移動することで変化する景色」「徐々に変わっていくデザイン」のことで、シークエンスデザインとも呼ばれます。
↑ オプティカルドット システム ↑
これはスピード制御(低減)を目的とした道路施策(シークエンスデザイン)で、路面にドット(点)を配置しています。
このデザインにより、道路の勾配を分かりやすく体感でき、ドライバーの「登っているのか、下がっているのか分からない」という錯覚による速度のバラつきが減る「整流効果(クルマがうまく流れる)」があることが、最近の調査で分かっています。
「音楽」の分野におけるシークエンス
音楽の分野におけるシークエンスには2つの意味があります。
①古典的な楽曲において「反復進行」を意味する。(ドイツ語では”ゼクヴェンツ”)
②自動演奏(DTM、打ち込み等)においてはシークエンス制御に由来する、自動楽器の制御(または制御データ)を指す。
「フィギュアスケート」の分野におけるシークエンス
フィギュアスケートにおける主なシークエンスをふたつ載せておきます。
◆ステップシークエンス・・・ある図形を描きながらステップを踏み続けていくパターンのこと。
◆スパイラルシークエンス・・・片方の足を腰より高く上げる動きをスパイラルの動きを続けて行うこと。
まとめ
シークエンスの意味は?
① 映画で、いくつかのシーンによって構成される挿話。
② カリキュラム編成に際して選択された、教育内容の配列または学習の順序。 → スコープ③
③ トランプで、数の連続した同種の三枚以上のカード。
④ 自動制御で、あらかじめ定められた動作の順序。
⑤ DNA の塩基配列。タンパク質のアミノ酸配列。
各分野における「シークエンス」の意味
映像⇒「一続きのシーンによって構成される、ストーリー展開上の一つのまとまり」
カードゲーム⇒「トランプで、数が連続する同種の3枚以上のカード」
教育⇒「カリキュラム(教育課程)の編成に際して選択された、教育内容の配列。または学習の順序」
生物学⇒「核酸、たんぱく質、糖鎖などの高分子配合物(ポリマー)を構成するモノマーが繋がっている順番(配列)のこと」
制御工学⇒「あらかじめ定められた順序、または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御」
建築⇒シークエンスデザイン「移動することで変化する景色」「徐々に変わっていくデザイン」
音楽⇒「古典的な楽曲において”反復進行”を意味する」
「自動演奏(DTM、打ち込み等)においてはシークエンス制御に由来する、自動楽器の制御(または制御データ)を指す」
フィギュアスケート⇒
◆ステップシークエンス・・・ある図形を描きながらステップを踏み続けていくパターンのこと。
◆スパイラルシークエンス・・・片方の足を腰より高く上げる動きをスパイラルの動きを続けて行うこと。
いかがでしたでしょうか?
「シークエンス」、思った以上に様々な分野で使われている言葉でしたね!
「連続して起こる物事の順序」と覚えておきましょう~
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
もし、「こんな言葉を調べて欲しい」や「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
または・・・赤いシャルルにこんなセリフを言って欲しい!というコアな要望がありましたら(笑
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