こんにちは!Pino(@Pinocan4)です。
今回は「マージン」という言葉についてです。
マージンというと「手数料」のイメージですが・・・実は「余白」という意味や他の分野でも使われる言葉です。
早速、今回もピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう!
マージンの意味とは?
◆ マージン(英語:margin )
① 売買によって生じる差額利益。売買差益。利ざや。
「二割の-を取る」
② 販売や委託に対する手数料。
③ 取引で、証拠金。
④ 本などでページの余白。欄外。引用元: 大辞林 第三版より
英語のmarginはラテン語のmarginem[縁、へり]が語源の言葉で
- (ページなどの)余白、欄外
- (時間・経費・活動などの)余裕、余地、(時間の)差、
- (得票などの)票差、
- 縁(ふち)、へり、端(はし)
を意味します。
一方、現代日本社会で主に使われている「マージン」は主に、
- 売り値と買い値によって生じる差額の利益
- 販売や委託に対して支払う手数料
- 信用取引や先物取引での証拠金(担保として預ける金銭)
- ページの余白、欄外
の意味で使われます。
「マージン」は和製英語?
英語でのmarginマージンの意味は「余白」「余裕」「縁」など。
日本で使われている「手数料」という意味に近いものは、しいて言えば「(売買利益の)差額」という概念になります。
よって「売買利益」「手数料」「証拠金」の使われ方は日本独自のもので「和製英語」のひとつになります。
マージンの使い方と使用例
例) 商品を安く買い入れ高く売れば、それだけマージンが上がります。
商売の分野で使われるマージンは「売買差益」の意味で「売った金額と買った金額の差益=もうけ」のことです。
例) その中間業者に20%のマージンを支払った。
このマージンも商売の分野で使われる「販売や委託に対して支払う手数料」のことです。
逆に中間業者の立場からすると
「A社から20%のマージンを取った」
「その商品に20%のマージンをかけて売った」
のように「マージンを取る」「マージンをかける」のように使われます。
例) 一般派遣のマージン率は30%を超えていると言われています。
派遣業界におけるマージン率とは「派遣会社が受け取る利益率」のことです。
具体的な例を上げてみます↓
日給12000円(企業より支払) ー 9000円(派遣社員の受取金額) =3000円(派遣会社の取り分)
マージン率=3000円(派遣会社の取り分)÷12000円(企業より支払)=0.25 ⇒ 25%
この派遣会社のマージン率は25%となります。
例) 印刷する時に「書式設定」でマージンの数値を調整してください。
このマージンは書籍やドキュメントなどの「(ページの)余白、欄外」を示す言葉です。
CSS(カスケーディングスタイルシート=Webページのレイアウトを設定するもの)でも、ページのレイアウトを決める「余白」のことをmarginマージンと呼んでいます。
マージンの類語
マージンと似ている言葉にコミッション、ロイヤリティなどがあります。
それぞれの意味をみてゆきましょう。
コミッション(英語:commission )
「手数料。斡旋料。歩合」
委託された業務に対しての手数料。
フルコミッションの場合は歩合の意味となる。
ロイヤリティ(英語:royalty )
著作権や特許権の使用料。商標・商号などの使用料。
それぞれの意味ごとに並べて、比べてみましょう↓
- マージン⇒販売や委託に対する手数料。
- コミッション⇒手数料。斡旋料。歩合
- ロイヤリティ⇒著作権使用料。特約料。使用料。印税。
(委託された仕事への対価手数料)
(委託された仕事への対価手数料、もしくは成果への対価)
(権利に対して発生する対価)
まとめ
マージンの意味は?
マージン(英語:margin )
- 売り値と買い値によって生じる差額の利益
- 販売や委託に対して支払う手数料
- 信用取引や先物取引での証拠金(担保として預ける金銭)
- ページの余白、欄外
いかがでしたか?
「マージン」は意外にも「和製英語」のひとつでしたね!
ビジネスの場面で使われる場合は「売買差益」や「委託・販売手数料」で覚えておきましょう。
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