こんにちは!Pino(@Pinocan4)です。
今回は「レームダック」についてです。
主に政治の世界で使われる言葉ですが~意味をご存知ですか?
早速、ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう!
レームダックの意味とは?
レームダック【lame duck】
〔脚の悪い鴨の意〕
任期終了を間近に控え、政治的影響力を失った大統領や首相。引用元: 大辞林 第三版より
英語のlame duckは
lame[足の不自由な、不十分な] +duck[アヒル]という慣用表現で
「足の不自由なアヒル」⇒「役に立たない(役に立たなくなった)人、ダメな人間」
の意味で使われます。
英語でも「lame=足の不自由な」は侮蔑(ぶべつ)的な意味が含まれるため、使う時には注意が必要です。
現代の英語会話の中で使われている「lame duck レームダック」は
- 任期終了を間近に控え、政治的影響力を失った大統領や首相。
- 再選に失敗した、まだ任期中の落選議員(主にアメリカ)
- (株式取引所の)債務不履行者
- 財政危機の会社
の意味があります。
日本語には「役に立たない」「死に体(しにたい)=”相撲用語”で足の裏が返り、立て直しが不可能なこと」と訳されます。
レームダックの語源は?
1700年代のイギリスのロンドン証券取引所において支払不能で「債務不履行」となった株式仲買人や証券会社を指す言葉として用いられました。
その後、1860年代にアメリカにおいて再選に失敗し、残った任期を消化しているだけの大統領を指す「政治用語」として使われるようになりました。
特に中間選挙で与党の議席を大幅に減らした大統領に対しては選挙直後から「レームダック・プレジデント(lame duck president)」と揶揄されることもあります。
また、アメリカの憲法において「大統領の再選は1度まで」と規定されており、大統領になった後ほかの役職(上院議員など)の要職に就くことはほとんどありません。
よって、辞めることが分かっている政治家の影響力は大きく低下し、最終任期2期目の後半は議会などとの政治的取引を行う力が無く政策運営自体が困難となります。
よってレームダック状態の大統領の政権下では、あらゆる決定が先送りされ行政府全体に無気力感が漂い「政治の停滞」が見られるのが特徴です。
⇒「レームダック議会」
>引用参考:weblio辞書「レームダック」頁より
命にかかわるからな。
レームダックの使い方と使用例
例) 議席を大幅に減らした大統領は今やレームダックにすぎません。
このレームダックは「”足の悪いアヒル”に例えた影響力の無くなった、役に立たない人」の意味です。
斜陽にある、その国のトップを揶揄(やゆ=からかう)する時に使われる言い回しです。
例) あるレームダックの会社へ資金援助をするつもりで動いている。
このレームダックは「財政困難に陥っている会社」のことです。
まとめ
レームダックの意味は?
レームダック【lame duck】〔足の悪い鴨の意〕
- 任期終了を間近に控え、政治的影響力を失った大統領や首相。
- 再選に失敗した、まだ任期中の落選議員(主にアメリカ)
- (株式取引所の)債務不履行者
- 財政危機の会社
いかがでしたか?
アメリカでは新聞の見出しなどにもよく使われる「レームダック」
日本でも政治やビジネスの分野で使われる機会が増えるかもしれませんね!
「任期終了間近で影響力を失ったトップ」や「役に立たない人」などの意味で使われる増すので覚えておきましょう。
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