こんにちは!
2か月前に走り書きした自分のメモの字が読めない~Pinoです^^ゞ
もはや・・・暗号(エニグマ)?

というワケで~今回のお題はその「エニグマ」です。

早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!

Pino
だから!アナタ、だれ!?

エニグマとは?

エニグマ(英語:enigma )

〘名〙 (enigma) なぞ。なぞめいた言葉。また、不可解な事物。

英語のenigma(エニグマ)は元は古代ギリシャ語ainigmaから派生したラテン語が語源の言葉で
「(理解しがたい)なぞ、なぞの人、不可解なもの」の意味があります。

英語会話の中でも↓のような形で使われます。

He’s an enigma to all of us.
(彼は我々全員にとって、謎の人である.)

「謎の人」「不可解な人」「気心の知れない人」
のようなニュアンスで、「謎めいた魅力を持つ」というような意味ではなく
「理解できない人」という、気難しい、難解な人を指す場合に使われるようです。

 
現代日本社会で使われている「エニグマ」も下記のような意味で使われています。

「不可解な人。謎の人。不可解なもの。不可解な言葉」
「ドイツの暗号機”エニグマ”。または暗号のこと」

 

Pino
へえ~エニグマって暗号のことだと思っていたら、語源が「謎」「不可解な人」という意味があるんだね!

シャルル
映画にもなったのでエニグマの暗号機は有名だな。そこから一般に認知され、暗号のことも「エニグマ」と呼ぶようになったのだ。

Pino
インターネットの無い時代の情報戦、相手の情報を解読することが大きな戦果に繋がったのね!

エニグマ暗号機とは?

ここでシャルル達の話題にもなった『エニグマ暗号機』について少しご紹介します。

エニグマの発明

「エニグマ暗号機」は1918年、ドイツの発明家アルトゥール・シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機です。

暗号方式は換字式で反転暗号となり、暗号文を同じ鍵で再暗号化すると平文が得られる特徴があります。

1925年にドイツ軍が正式に採用開始、続いてドイツ国政府や国営鉄道なども採用を始め、3万台以上を販売する結果となりました。

エニグマの解読

1939年のヒトラーのポーランド侵攻を発端として始まった第二次世界大戦の中においても、エニグマ暗号機は使用されていました。

これに対して、連合軍側の「エニグマ暗号解読」も必死に続けられました。

開戦以前の1930年代からドイツに脅威を持っていたポーランドにおいて、若き暗号局員の数学者マリアン・レイエフスキと、彼のポズナン大学における後輩ヘンリク・ジガルスキとイェジ・ルジツキは1932年頃にエニグマ初期型の解読に成功しました。

その後、暗号解読機「ボンバ」を開発したものの、開戦に向かう時代の流れの速さに追い付けず、解読作業を担う人員が不足していました。

ポーランドの危機的状況により、やむをえずポーランド軍はイギリス政府へ暗号解読の情報を受け渡し、望みを繋ぎました。

その結果、エニグマ解読の情報を受け取ったイギリスの政府暗号学校のアラン・チューリングが、1939年秋(開戦直後)電動式暗号解読機「ボンブ」の設計を行いました。

ドイツにおけるエニグマ暗号機も度々の改良が加えられ、より難解な暗号を編み出しましたが、捕虜の捕獲や回収文書などから研究を続け、かなりの確率で連合軍側はエニグマの解読に成功していました。

これらのことは大戦中、徹底して極秘にされ、結果ドイツ軍は終戦までエニグマ暗号を使い続け、これが連合軍側の勝因のひとつとなりました。

エニグマ解読グループ「Ultra(ウルトラ)」

エニグマ解読の中心となったイギリス諜報機関内のグループはUltra(ウルトラ)と呼ばれ、解読情報はUltra情報と呼ばれていました。

Ultra情報は戦時中はもちろんのこと、戦後も極秘扱いとされ、1974年にその内実を記した書籍が出版されるまで、世間に知られることはありませんでした。

そのため、チューリングを始め、エニグマ解読に貢献した者たちは、戦後その功績に見合った評価や待遇を受けることなく、不遇の日々を送ったと言われています。

>参考引用:Wikipediaより

▶大戦中のエニグマを巡る攻防を描いた作品↓
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

64年ぶりのエニグマ解読

未解読のままになっていた三つの暗号文の内の一つが2002年6月、ドイツのアマチュア暗号解読家とインターネット上の仲間による共同プロジェクトM4 Projectによって、ついに解読ました。

解読された内容はUボートが発信した「敵を追跡している」という内容のものであったと言われています。

同年3月には2つ目の暗号も、2013年1月には最後の暗号も解読されました。
 

また、近年ニュースになったのは2015年に行われたアメリカのオークションにおいて、「エニグマ M4」という暗号機が36万5千ドル(約4400万円)で落札されました。

現存するエニグマは150台あまりですが、今回のように100%可動するエニグマは大変貴重とのことで、この高値がついたようです。

エニグマの類語

エニグマの意味と似ている言葉、ミステリアスをみてゆきましょう。

エニグマ(英語:enigma )

「謎の、謎の人、不可解な、不可解な人、気心の知れない人」

ミステリアス(英語:mysterious )

「神秘的な、不可思議な、なぞの、わけのありそうな、怪しげな」

 

Pino
ミステリアス「神秘的」「謎めいた」というちょっと~ドキドキするようなイメージがあるよね!

シャルル
対して、エニグマは不可解が強調されているニュアンスなので「わけのわからない」「得体のしれない」のような意味になる。

Pino
「ミステリアスな人」というと神秘的な、謎めいた人ってカンジで魅力的な部分もあるけど・・・エグニマな人は「難しい人」「意味不明な人」って感じがして~あまりイイ印象じゃないね。

まとめ

エニグマの意味は?

エニグマ(英語:enigma )

〘名〙 (enigma) なぞ。なぞめいた言葉。また、不可解な事物。

エニグマ暗号機とは?

1918年、ドイツの発明家アルトゥール・シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機。

エニグマの類語

ミステリアス(英語:mysterious )

「神秘的な、不可思議な、なぞの、わけのありそうな、怪しげな」
 

いかがでしたか?
「エニグマ」、音も聴きなれない謎めいた響きの言葉ですよね!

大戦中の暗号機の話など面白そう。
題材にした映画、観たくなってきました^^

今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
 

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