こんにちは!Pinoです。
先日、息子にはじめて『寅さん』を見せたら~冒頭の夢のシーンで爆笑してました♪^^
・・・わかってるな!コイツw

さてさて、今回のお題は「カタルシス」です。
これも~映画を観てると感じたりするやつ?的な認識しか無いワードですが…;

さて、今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!
Pino
だから!アナタ、だれ!?

カタルシスの意味と略語の由来

 

katharsis (ギリシャ語[浄化] )
〔浄化・排泄の意〕
① 悲劇がもっている、観る人の心に怖れと憐あわれみを呼び起こし、その感情を浄化するという効果。アリストテレスが「詩学」で展開した語。
② 精神分析で、抑圧された感情や体験を言葉や行動として外部に表出して、心の緊張を解消すること。
③ 心の中に解消されないで残っていたある気持ちが、何かをきっかけにして一気に取り除かれること。

この語はギリシャ語のkatharsis(カタルシス)からきている言葉で、「浄化」という意味が語源です。

英語catharsis(カタルシス)ではスペルが少々異なりますが、意味は

想像的経験(特に悲劇を見ること)による感情の浄化
患者に自分の苦悩を語らせ、その原因になった抑圧感情を取り除かせようとする精神療法
(下剤による)便通

と、心理学的な分野や精神療法、医学用語として使われているようです。
 

現代日本社会においても主に「精神の浄化作用」の意味で使われています。

この言葉の起源は古代ギリシャの哲学者アリストテレスが記した『詩学』の中で、

「悲劇の効用=”舞台上で繰り広げられる悲劇”が観客の恐れや憐れみといった感情を引き出し、日頃、心の奥深くに沈殿していたわだかまりや負の感情を解放させ、彼らの精神を浄化する作用がある」

というカタルシス論を展開しました。

しかしながら、アリストテレスは、その演劇用語として提言した「カタルシス」を明確に定義するには及びませんでした。
 

その後、精神科医のジークムント・フロイトが、催眠療法と共に
「カタルシス療法=抑圧されていた精神的外傷やしこりを感情のままに言葉にして表に出すことにより、消散させる浄化法」
を用いました。

それは、時には心のままに泣き叫び、喚くようなヒステリー療法のことで、それによって引き起こされる除反応を「カタルシス」と呼んだことから、精神療法の用語となったと言われています。
 

Pino
へえ~「カタルシス」は元々は古代ギリシャの演劇用語だったんだねー

シャルル
だから今でも、演劇や映画などの「芸術文化」と相性の良い言葉なのかもしれんな。

カタルシスの使い方と使用例

例) この壮大なスケールの映画は多くの観客にカタルシスを与えた。

このカタルシスは「(映画の中の登場人物たちに自分を重ねて)悲劇や苦難に遭遇するストーリーに感情が揺さぶられ、発散することによる精神浄化」という意味です。

このカタルシスにかかる動詞は「~与える」「~得る」「~感じる」等があります。

例) 長年、胸に抱えていた悩みを離すことでカタルシス効果が得られる。

カタルシス効果とは精神分析の用語で「心のわだかまりやイライラなどの不安要素、また苦悩や怒りの感情を言葉にして表現することで、それらの気持ちが取り除かれて安心感を得られる」効果のことです。

例) 患者はカタルシス療法により精神的に安定してきた。

前述したカタルシス効果が期待される治療法のひとつが「カタルシス療法」です。

精神科医のジークムント・フロイトが、催眠療法と共に施した治療法で「抑圧されていた精神的外傷やしこりを感情のままに言葉にして表に出すことにより、消散させる浄化法」のことです。
 

Pino
なるほどね~「カタルシス」を感じることにより、鑑賞者は自分の心の奥底に沈殿していた「負の感情」を発散して、スッキリ!浄化できるってことね。

シャルル
「負の感情」を浄化するのが”悲劇”というのも、また皮肉なものだな。

Pino
自分じゃ~体験したくないけどね;でも、だからこそ、その悲劇や困難を乗り越えて行く主人公達に共感したり、自分の日常の小さな幸せに気付いたりできる効果があるんじゃないの?

シャルル
まあ、「ジオンの悲劇」もそんな風に誰かの役立つと思えば・・・悪い幼少時代でもなかったか。

Pino
・・・・・・リアルすぎて;コメントできないよ!;

まとめ

カタルシスの意味と略語の由来

〔浄化・排泄の意〕
① 悲劇がもっている、観る人の心に怖れと憐あわれみを呼び起こし、その感情を浄化するという効果。アリストテレスが「詩学」で展開した語。
② 精神分析で、抑圧された感情や体験を言葉や行動として外部に表出して、心の緊張を解消すること。
③ 心の中に解消されないで残っていたある気持ちが、何かをきっかけにして一気に取り除かれること。

カタルシスの使い方と使用例

カタルシスを与える⇒(映画の中の登場人物たちに自分を重ねて)悲劇や苦難に遭遇するストーリーに感情が揺さぶられ、発散することによる精神浄化。
カタルシス効果⇒心のわだかまりやイライラなどの不安要素、また苦悩や怒りの感情を言葉にして表現することで、それらの気持ちが取り除かれて安心感を得られる効果。
カタルシス療法⇒抑圧されていた精神的外傷やしこりを感情のままに言葉にして表に出すことにより、消散させる浄化法。
 
 

いかがでしたでしょうか?
「カタルシス」、もっと「興奮」「ワクワク」のような意味だと思っていました~;
これで、次の映画を観た時に、あらたなカタルシスを感じることができるかも!?
あ、いや・・・寅さんじゃ、ムリかな?笑
 

今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪

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