こんにちは!Pino(@Pinocan4)です。
SNS上で毎日のように見かける「オワコン」という言葉。
何となく分かったつもりで読み流していますが…何の略語かご存知でしたか?
今回はネットスラングの「オワコン」をピックアップして、この機会にスッキリ!意味と使い方を覚えていってくださいね ~
早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を解説してゆきましょう~
オワコンとは?
オワコン
《多く「オワコン」と書く》
俗に、流行を過ぎた商品やサービス。
「終わったコンテンツ」の略。引用元: デジタル大辞泉より
日本社会で使われている「オワコン」は、
「終わったコンテンツ」
の略語です。
「おわこん」「おわコン」「終わコン」など色々な書き方がありますが、すべてカタカナの「オワコン」と表記されることが多い言葉です。
主な意味としては
- 一時期の勢いがなく、人気が落ちてきている作品や有名人
- 流行(はやり)が過ぎてしまった商品、サービス
- 斜陽産業、もしくは経営体質がブラックすぎて将来性が無い企業や店
などを指します。
近年では上記のコンテンツにかぎらず、人気が廃れてしまっている物や人、組織等あらゆる物を対象として「〇〇オワコン」という使い方をされつつあります。
また、元の一文が「終わった」とされていますが、実際に「オワコン」が使われるのは
「(まだ)終っていないコンテンツ」
「現在も提供され続けているコンテンツ」
に対して使われる言葉で、完全に「終了している」物に対しては使わない傾向にあるので、注意しましょう。
オワコンの由来と歴史
「オワコン」が初めて使われたのは、インターネット上の掲示板『2ちゃんねる』で、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」について
「ハルヒは終わったコンテンツ」
との書き込みが最初、と言われています。
▶2ちゃんねるとは?
⇒日本最大級の匿名掲示板サイト 。
「板」と呼ばれる膨大な数の掲示板が存在しており、あらゆるジャンルの話題が 取り上げられている。
匿名性とユーザーによって作り出された独自の用語に特徴がある 。
>参考引用:ASCII.jpデジタル用語辞典より
元々、アニメファンの間で使われていたとされていますが、2010年頃からインターネット上で急速に広まり、翌年の2011年末にはガジェット通信が主催するネット流行語大賞で「オワコン」として第5位に入賞しました。
また同月、大修館書店が主催する「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」において、中高生が選ぶ「辞書に載せたい日常語」の部門で最優秀作品10語の中にも「おわコン」が選ばれました。
その後も度々、新聞・雑誌などのメディアに取り上げられ
「オワコンという言葉自体が死語」
などと評価されたり、実際には
「終わりそうなコンテンツ」
「終わって欲しいコンテンツ」
に対して使われる場合が多い、とも報じられるなど様々な意見が出る中、令和に入った現在においても、まだまだSNS上で見かける「息の長い」インターネットスラングになっています。
▶インターネットスラングとは?
⇒インターネット上のBBS(電子掲示板)やSNS上で発生した俗語。ネットスラング。
>参考引用:Wikipedeiaより
オワコンの使い方と使用例
例) あの作品、第4部に入ってもうオワコンっぽくない?3部で止めとけばよかったのに。
このオワコンは「一時期の勢いがなく、作品の質や人気が落ちてきている作品」の意味で使われています。
絶大な人気を誇る作品こそ、そのポテンシャルを維持したままシリーズを作り続けてゆくのは至難の業です。
例文のように「前作で終わっておけばよかったのに」「もう、終わった方がよくない?」という気持ちが入っている場合に「オワコン」が使われる、との説もあります。
例) あのアミューズメントパークは、もうオワコンかな。時代に合ってないよ。
このオワコンは「流行(はやり)が過ぎてしまったサービス」の意味です。
例) 今時、マタハラで地方に転勤させるなんて・・・あの会社、オワコンだよね。
このオワコンは「経営体質がブラックすぎて将来性が無い企業」の意味です。
例文のような、勤務先からのハラスメントを受けて退社に追い込まれるケースが後を絶たない現代、まさに「終わって欲しいコンテンツ(会社)」という最大の皮肉を込めて、「オワコン」を使っているのでしょう。
▶マタハラとは?
⇒職場などでの、妊娠・出産に関する嫌がらせ。
妊婦に直接、「嫌がらせ的な言動をする」ほか、「妊娠を理由に自主退職を強要する」「育児休暇を認めない」「妊娠しないことを雇用の条件にする」などの行為も含まれる。
◆関連記事↓
⇒【harassment(ハラスメント)の意味|モラハラやマタハラもわかりやすく解説】
これからのオワコンの行方
まだ ”終わらない” ネットスラング
前出のように「オワコンという言葉自体が死語」と言われながらも、しぶとく10年近くの間、生き残ってきた「オワコン」というワード。
Pino予想では「この先、10年後も生き残る」と思っています!
何故なら、
- 使われる対象が広がっている。
- 他人を不快にさせるような「煽り(あおり)」のニュアンスが弱まっている。
- 主に使われているSNSが、まだまだ伸びる分野である。
(ように、感じるのですが…)
以上のような理由により、この先まだ「オワコン」のニーズは続くと思われます。
もしかしたら・・・正式に「辞書」に登録される日も、そう遠くはないかもしれませんね!?
使い方には要注意
このように、まだまだSNS上でも多く見かけるネットスラングですが・・・
そこはやはり、「スラング=俗語」であり、また意味もブラックジョーク的なニュアンスを含みます。
元々はアニメファンの間で、匿名性の掲示板への書き込みから始まったワードであり、それゆえに当初、
- 相手の好きな作品を揶揄する⇒「からかう、バカにする」
- 相手を煽る⇒「刺激する、いらつかせる」
目的で使われていたようですので、その辺りのニュアンスを含むことを十分に理解し、TPO(使う時、場所、状況)に注意して使いましょう。
まとめ
オワコンの意味は?
オワコン
俗に、流行を過ぎた商品やサービス。
「終わったコンテンツ」の略。
オワコンの由来と歴史
2010年頃、2ちゃんねる掲示板での書き込みが最初と言われている。
2010年末、ネット流行語大賞で第5位に入賞
その後も様々なメディアで取り上げられ、今なおSNS上で使われている。
オワコンの使い方と使用例
作品に対するオワコン⇒「一時期の勢いがなく、人気が落ちてきている作品」
施設に対するオワコン⇒「流行(はやり)が過ぎてしまったサービス」
企業に対するオワコン⇒「経営体質がブラックすぎて将来性が無い企業」
使い方には要注意
ブラックジョーク的なニュアンスがあることを十分理解した上で、TPO(使う時、場所、状況)に注意して使うこと。
いかがでしたか?
そんなに前から、この「オワコン」というワードが使われてきていたとは~知りませんでした!
TPOをわきまえて、SNS上などで効果的に楽しく使ってゆきましょう~
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
もし、「こんな言葉を調べて欲しい」や「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
または・・・赤いシャルルにこんなセリフを言って欲しい!というコアな要望がありましたら(笑
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