こんにちは!
グリーンパプリカとピーマンて…どこが違うのかな?と悩むPino(ピノ)です。

今回のお題はフラグです。
始め、SNSでこのワードを見かけたとき「フラグ・・・立つ?(茶柱想像中・笑)」と思ったものです。皆さまはいかがですか?

今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!
Pino
だから!アナタ、だれ!?

フラグとは?

 

フラグ (flag : 英語)
フラグ(flag/〈オランダ〉vlag)
《「フラッグ」とも》
1 旗。
2 コンピューターのプログラムで、現在の状態や、設定した条件が成立したかどうかを表す変数。
3 映画や小説などで、後の展開を予想させる出来事や登場人物の行動。伏線。「死亡フラグ」「恋愛フラグが立つ」

英語のflag(フラグorフラッグ)は①「旗」の他にもいくつかの意味がありますので、ご紹介しますね。

フラグ/フラッグ(flagr : 英語 )

①旗。
②募金した印に付ける小旗;(目印につける)付箋(ふせん),紙片
③(犬などの)ふさふさとした尾
④(タクシーの)空車標識
⑤刀状の葉を有する各種の単子葉植物(アヤメ・ショウブなど)

意外なものまでflagと呼ぶことがあるようですが、いずれも共通しているのは「振って(揺れて)目印となるような形状のもの」という認識であり、そこからIT用語として使われる②に派生したものと思われます。

IT用語からゲームオタク用語へ

そのコンピュータのプログラミングで使われていた「フラグ=現在の状態や、設定した条件が成立したかどうかを表す変数」が、ゲームの世界でも使われるようになりました。

例えば・・・提示された条件:Aを「満たした場合」処理B「満たさなかった場合は」処理Cを行う、というプログラミングになります。

          条件:A 「肉を入手する」            
     ↓                  ↓
条件を満たす(入手できる)     条件を満たせない(入手できない)
     ↓                  ↓
  今晩はスキヤキ              野 菜 鍋

シャルル
・・・・・・他に、何かイイ例は思い浮かばなかったのか?

Pino
あはは~つい、先日ちびまる子ちゃんの「スキヤキ食べたい!」の回があったので~なんだか、身につまされてね;

シャルル
・・・・・・この場合は、「肉」を手に入れられるか?入れられないか?という部分が「分岐点=フラグ」ということだな?

Pino
そうそう、材料の白菜はご近所さんからいただいていて、まる子の家にあるのよ。つまり「肉」待ち。

シャルル
・・・・・・そんなことは、聞いていない;

このようにIT業界で使われる用語
「フラグが立つ=条件が満たされる⇒あらかじめ仕込んでいた処理が行われる」
というプログラミングの流れが転じて、ゲーム業界においても
「フラグが立つ=特定のイベントが起こるための条件が揃う⇒イベントが行われる」
という意味合いに派生しました。

フラグは「ゲームオタク用語」から「SNS用語」「一般用語」へ

よって、対象となる事柄の名詞と組み合わされた「〇〇フラグ」という言葉は、その名詞(例えば”死亡”)が起こるかもしれない「予想」「前兆」を指し、ある条件が満たされたら(この条件は予測しやすくパターン化しているものが多い)、その〇〇の現象・状況が実際に行われる、という意味となります。

フラグの使い方と使用例

例)「この戦いが終わったら・・・」って、間違いなく死亡フラグ立つ台詞でしょ。

現代日本の大衆文化において一番よく使われているフラグは、この「死亡フラグ」かもしれません。

漫画・アニメ・ドラマそして映画等において、あるキャラクターが例文のような「未来のある出来事(この場合は”死亡”)を予測させるような台詞、またはその前兆を予感させる行動」をとった時「死亡フラグが立つ」と表現されます。

◆よくある台詞・行動例
・「〇〇が終わったら、結婚しよう」
・「帰ってきたら、一緒に〇〇しよう」
・「子供がもうすぐ生まれるんだ。名前を考えとかなきゃな」
・同僚に子供の写真を見せる。
・故郷に戻って家族・両親と暮らす話をする。

英語にも「Marked of Death (死神に目をつけられる)」という類似の表現があります。

例)どうしよう。間違いなく、恋愛フラグ立った気がする!

この可愛らしいセリフはいわゆる「恋の予感」と呼ばれるものですが、「本人が自覚しなくても後々”二人の恋愛”を予測されるような台詞、前兆を予感させる行動」に使われます。

◆よくある台詞・行動例
・「知ってる?今日、転校生が来るんだって!」
・「あたし、アイツのこと大っ嫌い!」
・曲がり角で出合い頭にぶつかる。
・偶然、思わぬところで再会する。
・危機的状況を救われる。

例)今日のラスト、あの大爆発に巻き込まれたが、生死不明で終わった。来週の生存フラグ立ったな。

「生存フラグ」とは「絶体絶命の状況や、偶然の事故などで”死亡”を匂わせておきながら、無事に生還することを予感させる台詞・行動」のことです。

これは対象人物が示す条件ではなく、多くは第三者の台詞・行動によるものです。

◆よくある台詞・行動例
・「こんな高いところから落ちたら…命はないな」
・「・・・・・・死んだか?」
・崩壊した建物の下敷きになったと思われ、見つからない。
・炎にまかれて姿が見えなくなり、生死不明。

例)ごめん!親フラだから、LINE切るね。

このワードを最初に見かけた時、「親がフラっと部屋に来る、って意味?」と考えた人も~きっといるはず(笑)

「親フラ」とは「親フラッグ」の略であり、主に「自分の部屋に突然親が入って来そうな予感」を示すものです。

◆よくある台詞・行動例
・「ちょ、このタイミングで親フラなんて、最悪!」
・親フラ注意
・本日親フラ率高し

このフラグが広まったのはユーザーが生放送で動画を公開するニコニコ生放送(略してニコ生)において、親には秘密の趣味や、ダンス等を公開している時に、突然親が部屋に入ってきて怒られてしまうハプニングがそのまま放送され、話題になったことが発端です。

それらの動画が後々、ユーチューブなどの動画サイトにも公開され、「親フラ」の言葉と共に広がりました。

最近では動画サイト以外のSNSでも使われ始め、今後はリアルに使われ始める「フラグ」かもしれませんね!
 

この他にも「負けフラグ」「勝ちフラグ」「再会フラグ」などがよく使われるフラグであり、とにかく結果を示す名詞と組み合わせて、未来(ストーリー)を予測させることであれば、何でも応用できるのが「フラグ」の特徴です。

フラグの使い方

フラグを回収する(フラグ回収)、フラグ消化、フラグを拾う

条件を満たし、実際にイベント(出来事)が発生して、予測した結果に至ることです。

無難に予測通りうまくイベントが発生して、予測した結果を素直に指す場合もありますが、「フラグ回収乙(おつ⇒お疲れ様、の意味)」と使うときは時として、皮肉の意味が込められることもあります。

例)明日の英語のテストはいただきだぜ!⇒また口だけ?あいつがそういう時はいつも・・・と、友人達が「負けフラグ」を立てる⇒実際、赤点を取る;⇒友人に「フラグ回収おつ~♪」とからかわれる。

フラグを折る、倒す、蹴る

フラグが立てておきながら、まったく違う展開に事が発動する(予測した展開にならない)ことを意味します。

これは製作者が意図的に仕組むことも多く、いい意味でプレイヤーや視聴者の予測を裏切る展開のことを指します。

フラグクラッシャー

立てたフラグを台無しにする人物、キャラクターのことです。

偽フラグ、ダミーフラグ

一見、フラグが立ったように見せかけて、プレイヤーや視聴者に期待をあおっておきながら、実はフラグでは無かったことを指します。

フラグを降ろす

立てたフラグとは違った展開に発動することを、IT用語では「フラグを折る、倒す、蹴る」とは言わずに、「フラグを降ろす」という表現であらわします。

フラグの類語

フラグの意味と似たような言葉に伏線パターンがあります。それぞれの意味をみてゆきましょう。

伏線(ふくせん)

あるストーリーにおいて、後の展開に必要な事柄を、それとなく呈示したり、前もってしかけておくこと。
>「伏線を張る」「伏線を敷く」のように使うことが多い。

パターン(pattern : 英語 )

活動や行動の習慣的な様式

では、それぞれの言葉の違っている点を強調して、並べてみてゆきましょう。

●フラグ・・・未来に起こる「予測しうる(ありがちな、パターン化している)」展開を、ほのめかす出来事や登場人物の台詞、行動。
●伏線・・・未来に起こる「予測できない(意外な)」展開を、それとなく提示したり、前もってしかけておくこと。
●パターン・・・ いつも「〇〇すると✖✖になる」というような習慣的な台詞や行動の様式。お約束。

フラグと伏線は類語ではありますが、フラグ「予測しうる」「ありがちな」展開を指すのに対し、伏線「予測できない」「あっと驚くような」展開を分からないように仕掛ける意味があります。

パターンは「予測する」「ほのめかす」のような意味はありませんが、「お約束」な習慣的な台詞や行動にも使えるため、フラグと意味が被ることもあります。
 

Pino
なるほどね~IT用語からゲームオタク用語になって、ついにはSNS用語や一般用語にまで進出してきて、すごいな!フラグ!

シャルル
他のカタカナ語にも言えることだが・・・日本人は元の意味から派生させて色々と「便利に使える言葉を作る才能」があるようだな。

Pino
わかるよ~!今回、親フラって意味を調べてみて、便利~と思ったよ。「先生フラ」「上司フラ」とかも使えそうw

シャルル
私も何度か「死亡フラグ」が立ったらしいが・・・結局、生き延びてしまったな。

Pino
それが実は・・・いわゆる「生存フラグ」だったんじゃない?

まとめ

フラグの意味は?

1 旗。
2 コンピューターのプログラムで、現在の状態や、設定した条件が成立したかどうかを表す変数。
3 映画や小説などで、後の展開を予想させる出来事や登場人物の行動。伏線。「死亡フラグ」「恋愛フラグが立つ」

フラグの使い方と使用例

死亡フラグ「未来のある出来事(この場合は”死亡”)を予測させるような台詞、またはその前兆を予感させる行動」
恋愛フラグ「本人が自覚しなくても後々”二人の恋愛”を予測されるような台詞、前兆を予感させる行動」
生存フラグ「絶体絶命の状況や、偶然の事故などで”死亡”を匂わせておきながら、無事に生還することを予感させる台詞・行動」
親フラ「自分の部屋に突然親が入って来そうな予感」

フラグの類語は?

●フラグ・・・未来に起こる「予測しうる(ありがちな、パターン化している)」展開を、ほのめかす出来事や登場人物の台詞、行動。
●伏線・・・未来に起こる「予測できない(意外な)」展開を、それとなく提示したり、前もってしかけておくこと。
●パターン・・・ いつも「〇〇すると✖✖になる」というような習慣的な台詞や行動の様式。お約束。

 
 

いかがでしたでしょうか?
なんとなく~知っていた「フラグ」の意味が、ここまで多岐に渡っていたとは~いつもながらに驚きです!

今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
 

もし、「こんな言葉を調べて欲しい」「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
または・・・赤いシャルルにこんなセリフを言って欲しい!というコアな要望がありましたら(笑
遠慮なく、↓下のコメント欄に書き込んでくださいね~☆

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