こんにちは!Pinoです。
世の中にあふれる『EC』の語。
えー?ココにもソコにも「EC」が使われているけれど~いったい何の略?
というワケで、今回のお題は「EC」です。
早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
ECとは?
EC(英語:electronic commerce)
「electronic commerce」の略語。
エレクトロニック・コマースは「電子商取引」のこと。
インターネットなどのネットワークを利用して、電子的に契約や決済といった商取引をすること。引用元: ASCII.jpデジタル用語辞典より
electronic commerce (エレクトロニック・コマース)は
”electronic(電気・電子)+commerce[通商・取引」”で構成された熟語で「e-commerce」とも表記されます。
現代日本社会で使われている「EC(electronic commerce)」は「電子商取引」と訳され
インターネットを介して受発注や決済、契約などの商取引を行うこと」
という意味です。
EC(電子商取引)の3つの形態
電子商取引は大きく3つの形態に分かれます。
①B to C(Business to Consumer)
⇒ 企業や店舗が個人客に直接に商品を販売する。
いわゆるオンラインショッピングのことです。
企業や店舗がインターネット上に仮想店舗を設置し、個人からの注文を受けて商品を発送・納品する直接売買取引のことです。
この形態の発展は地方の小売店においても、全国規模の市場に参入でき、売上を倍増できる可能性を示しました。
そのような小店舗や企業が集合した仮想商店街(仮想モール)は強力な集客力を持ち、またポイント制度などを利用して顧客の増加を期待できるものです。
②B to B(Business to Business)
⇒ 企業同士での取引や決済を行う。
企業間においての売買取引のことを意味し、原材料調達から資材・商品の販売、購入をオンラインで行います。
③C to C(Consumer to Consumer)
⇒ 個人間の売買。オークションや掲示板などを介して個人同士が何らかの物を販売する。
インターネットの発達は個人のマーケティング参入を容易にしました。
特定のサーバーシステムを持たなくても、販売用のレンタルサーバーと契約すれば、誰でも物品の販売が可能となり、商品または手作り品、中古品等を、オークションサイトや「売ります・買います」の掲示板等において、個人同士が直接取引し、売買することが可能となりました。
電子商取引で扱われる商品
電子商取引で扱われる商品は有形(物品)の物だけではなく、無形の物も取引可能です。
どのような商品が取り扱われているか、ご紹介しますね!
航空券・コンサート・映画チケット
各航空会社や旅行会社のWebサイトから航空券や新幹線・特急などの電車、高速バス、フェリー等の多くの交通機関のチケットが予約・販売可能となりました。
また座席指定や機内で提供されるサービス(食事・エンターティメント)なども事前に選択でき、インターネット上ですべての支払いを済ませることができます。
同じようにコンサートチケットや映画のチケットなども事前に予約し、座席の指定が出来る場合もあります。
チケットは各店舗に出向いて受け取ることも可能なものもありますが、自宅でプリントアウトしたり、近所のコンビニエンスストアで発券する方法もあります。
しかしながら、近年ではスマートフォンでチケット情報を提示したり、電子情報をスキャニング端末で読み取る形でサービスを受けられる(チケット代わりとなる)形態へとシフトしつつあります。
■楽天トラベル⇒オンラインで航空券や宿泊予約・支払いが一括で完了できます。
■大黒屋⇒格安航空券や新幹線チケットのオンライン販売。出張に行く際は必ず要チェックです!
音楽・小説・コミックのダウンロードおよび動画配信
近年目覚ましい伸びを見せているのが、音楽や小説・コミックのダウンロード販売、そして動画配信のコンテンツです。
音楽はシングルからアルバムまで、またアルバム曲の中の1曲からの販売もあり、手軽に端末(スマートフォンやタブレット)にダウンロードして聴くことができます。
書籍のECサイトにおいては小説、雑誌、専門書からコミックまで幅広い分野の電子書籍がダウンロード可能で、これも音楽と同じように手軽に何処でも閲覧できる魅力があります。
最近特に人気があるのは映画やドラマ番組、アニメ等の動画を配信するサービスです。
最新の映画から昔の名画まで、ドラマ番組やアニメは見逃した回をチェックして視聴できるなど、購入者のニーズに答える細かいサービスを展開しています。
■DMM⇒コミック充実の電子書籍ECサイト。新規登録購入者の初回注文は全品50%OFF!
■U-Next⇒13万本以上の動画配信を誇るECサイト。31日間無料トライアルも人気☆
ソフトウェア(ウィルスソフト、会計ソフト、写真加工ソフト等)
無形の商品の代表的なものはダウンロード型のソフトウェアでしょう。
従来はパッケージ商品であったウィルスソフトや会計ソフト、写真加工・デザインソフト等が、現在ではダウンロード販売が主流になってきました。
受け取るPC側のメモリ容量に問題がなければ、比較的重いデータ容量のソフトウェアもダウンロードで容易に購入できるようになり、ウィルスソフトなどは年契約を結び、定期的なアップデートで最新版を利用でき、更新もクレジットカードを利用してオンライン決済ができる利便性があります。
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↑ Pinoも使ってます~軽くてオススメ♪
有価証券、保険商品
現在、株式や証券取引の分野でもEC(電子商取引)が主流となってきました。
電話やファックスでの取引だったものが電子化され、瞬時にオンラインで世界の株が売買されるようになったのは、まさにインターネット普及の賜物でしょう。
また、保険外交員が個人宅や勤務先を廻って保険内容を説明し、契約を取り付けていた時代から、今では契約希望者がオンラインでWebサイトから保険内容を確認したり、条件を入力して数社の保険見積を比較したりと、契約希望者にとって利便性に優れた選択方法があります。
保険証券や約款も希望すれば郵便で送付してもらえますが、サイトからダウンロードしてデータで管理することも可能です。
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EC(電子商取引)のメリット・デメリット
【メリット】
●24時間365日いつでも買い物ができる。
購入者にとっても販売者にとっても、24時間365日、買い物・販売が可能になったということは、マーケティングにおいて画期的です。
●どこに居ても、買い物ができる。
デバイス端末の普及により、購入者は家のPCを使わずとも、スマートフォンやタブレットを使って、通勤途中や外出時、旅行時など場所を選ばずに買い物ができます。
●実店舗、販売員が不要。
販売者として実店舗を借りたり、販売員を雇用する必要がなく、経費を大幅に削減できます。
●他店との価格比較が容易。
限定的な地域で商品を探すと選択肢が限られますが、広大なマーケットで希望の商品を検索することにより、他店との価格比較が容易となり、結果最安値での購入ができる可能性が増えます。
●市場(マーケット)が拡大できる。
限定的な地域での営業に縛られていた企業や店が、インターネット上で仮想店舗を設置することにより、全国区、もしくは世界的なマーケットに進出できます。
【デメリット】
●商品を実際に手に取って見たり、試着することが出来ない。
ECの最大のデメリットは「現物を手に取ることができない」ということです。
従来のショッピング形態は購入者が実際に店舗に足を運び、商品のサイズや色、仕様を確認して(試着して)購入することができました。
対して、ECでの取引はサイズは元より、モニタによる色の見え方の違いや、着心地などのフィット感など、微妙なイメージとの落差は超えられない壁です。
●納品までに時間がかかる。
購入者が急ぎで品物を探す場合、従来であれば出向いた店ですぐに商品を受け取れますが、ECでの購入の場合、商品形態にもよりますが、通常翌日以降の配達となり、急な要件を満たさないことがあります。
●詐欺やフィッシングなどの犯罪の発生。
ECの利便性を逆手に取り、そっくりに作成した偽ECサイトに購入者を誘導したり、偽メールを送信し、リンク先をクリックさせた先でIDやパスワードを入力させ、個人情報を盗み出すなどの詐欺行為が増加しています。
ECの使い方と使用例
ECには「電子商取引」の意味の他にも何種類かの「EC」があります。
例文を紹介しながら、各ECを解説してゆきましょう。
例) ECサイトの構築は地方の老舗の市場を一気に拡大させた。
このECは《electronic commerce》の略語で「電子商取引」の意味です。
例) ヨーロッパ統合の礎となったECはEUへと発展、引き継がれた。
このECは《European Community》の略語で「ヨーロッパ(欧州)共同体」の意味です。
1967年、フランス・西ドイツ・イタリア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの6か国によって成立。
EEC(欧州経済共同体)・ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)・ユーラトム(欧州原子力共同体)の各機関の統合体でした。
その後、以下の順番で各国が順次加盟しました。
1973年:イギリス・アイルランド・デンマーク
1981年:ギリシャ
1986年:スペイン・ポルトガル
経済統合を経て政治統合をもめざし、1993年11月、マーストリヒト条約(欧州連合条約)の発効によりEU(欧州連合)へと発展、引き継がれました。
▶イー‐ユー(EU)とは?
《European Union》EC(欧州共同体)を基礎に、外交・安全保障政策の共通化と通貨統合の実現を目的とする統合体。欧州連合(ヨーロッパ連合)
1993年11月、マーストリヒト条約(欧州連合条約)の発効により創設。
域内の多くの国では、出入国や税関の審査が廃止されており、人や物が自由に移動できる。また、単一通貨ユーロが導入されている。
2012年、欧州国家間の平和と和解に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞。
本部はベルギーのブリュッセル。
域内人口4億8664万(2007)
2016年6月、英国でEU離脱か残留かを問う国民投票が行われ、離脱支持が僅差で過半数を制した。
>引用:デジタル大辞泉より
例) ECの委員は各加盟国から1名ずつが選出され、5年任期です。
このECは《European Commission》の略語で「EU(欧州連合)における行政執行機関」の意味です。
少々ややこしいのですが、前述のEU(ヨーロッパ連合)の行政執行機関のことをEC(ヨーロッパ委員会)と呼びます。
例文のように委員は各加盟国から1名ずつが選出され、5年任期で勤め、委員長は欧州理事会が指名するとされています。
例) 全工事を一貫して請け負うEC部門を新設しました。
このECは《engineering constructor》の略語で「企画・計画、資金調達、設計、機材調達、完成後のメンテナンスまで含む建設業務の総合的な担い手」の意味です。
《engineering constructor》企画・計画、資金調達、設計、機材調達、完成後のメンテナンスまで含む建設業務の総合的な担い手。
まとめ
ECの意味は?
EC(英語:electronic commerce )
電子商取引。
インターネットなどのネットワークを利用して、電子的に契約や決済といった商取引をすること。
EC(電子商取引)の3つの形態
①B to C(Business to Consumer)
⇒ 企業や店舗が個人客に直接に商品を販売する。
②B to B(Business to Business)
⇒ 企業同士での取引や決済を行う。
③C to C(Consumer to Consumer)
⇒ 個人間の売買。オークションや掲示板などを介して個人同士が何らかの物を販売する。
電子商取引で扱われる商品
●航空券・コンサート・映画チケット
●音楽・小説・コミックのダウンロードおよび動画配信
●ソフトウェア(ウィルスソフト、会計ソフト、写真加工ソフト等)
●有価証券、保険商品
EC(電子商取引)のメリット・デメリット
【メリット】
●24時間365日いつでも買い物ができる。
●どこに居ても、買い物ができる。
●実店舗、販売員が不要。
●他店との価格比較が容易。
●市場(マーケット)が拡大できる。
【デメリット】
●商品を実際に手に取って見たり、試着することが出来ない。
●納品までに時間がかかる。
●詐欺やフィッシングなどの犯罪の発生。
いかがでしたか?
「EC」、色々な熟語の略語として使われていますね~
前後の文章から推測できるように、各ECの意味を何となくでも覚えておいてくださいね!
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