こんにちは!Pino(@Pinocan4)です^^
令和に元号が変わっても・・・地球の環境問題は変わらず、多くの課題を抱えていますね~;

そんな環境問題の分野で使われる「コベネフィット」を今回、ピックアップしてみました!

早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~

シャルル
失礼な紹介だな……私を誰だと思っている!

Pino
だから!アナタ、だれ!?

コベネフィットとは?

コベネフィット(英語:co-benefit )
一つの活動がさまざまな利益につながっていくこと。
例えば、森林や湿原の保全が、生物多様性の保全につながると同時に、二酸化炭素の吸収源を守り、地球温暖化対策にもなるという相乗効果を指す。相乗便益。

英語のco-benefit(コベネフィット)co-[共同・相互]+benefit [利益]の合成語で

「相乗利益=ある目的のために進めたことが、別の目的の達成にも貢献する」

と訳されます。

 
日本社会で主に知られている「コベネフィット」は、

「世界の森林や湿原を保全することが、生物多様性の保全につながると同時に、二酸化炭素の吸収源を守り、地球温暖化対策にもなる」

という例のように、環境問題の分野で使われている言葉です。

つまり、

「ある目的のために進められている活動が、他の様々な利益につながってゆくこと」

を意味します。

 

Pino
ねるほどね~緑を守ることは、人間をはじめ他の動植物にも良い影響を与えるし、その上、温室効果ガスの原因のひとつである「二酸化炭素」を吸ってくれるんだものね~

シャルル
「一石二鳥」どころか、一撃で何機ものMSを落とせる、ということだな。

Pino
だから・・・!どーしてそんな分かりにくい例えになるのサ!?

コベネフィットの関連用語

Co-Benefits Approach(コベネフィット・アプローチ)

インフラなどの都市機能や衛生環境の開発が進められる一方で、それらの開発・経済発展によって引きおこされる様々な問題を、先進国は経験してきました。

開発のメリット
都市機能の整備(道路・河川・橋梁および上下水道の整備、交通網の発達)
利便性、安全性、住環境の向上

開発のデメリット
大気・水質汚染等の公害問題
人々や動植物の健康を害し、家・財産の損失に繋がることもある。
 

それらの経験を元に1990年代初頭から、主に欧米においての「コベネフィット」の研究と事例の開発が進められてきたのが「コベネフィット・アプローチ」という概念です。

その概念とは、開発を進める一方で、併せて環境対策も行うという、
一見「開発⇔環境保護」という相反して見える事が、上手く組み合わさって進められることを意味します。

例えば、
開発:公共交通機関の整備
⇒交通渋滞の解消、人や物の大量輸送を可能にし、経済効果をもたらす。

環境保護:温室効果ガス(二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素・フロン)の抑制
⇒交通機関の整備により、自動車主体の輸送方法から移行し、それによって排気ガス等の減少につながる。
 

つまり、「開発のBenefit(利益)」と「環境保護のBenefit(便益)」の双方の実現を目指すこと

「コベネフィット(共に利益のあること)アプローチ(目的へ向かう・目指す)」と呼ぶようになりました。

当初はこの「コベネフィット・アプローチ」は先進国での研究、実施に重きを置かれていましたが、2000年以降、これから開発が進み、それに併せて予測される環境課題を未然に防止・抑制する必要がある「発展途上国」へと、その対象が移っています。

コベネフィット型CDM(Clean Development Mechanism)

 「コベネフィット型CDM」とは、途上国において、温室効果ガス削減と同時に、環境改善(汚染物質削減)など、持続可能な開発に投資することのできる、いわゆるコベネフィット型のCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトのことを指します。

温暖化対策京都議定書第12条において導入されたクリーン開発メカニズム(CDM)は、温室効果ガスの削減を実施することにより、「GHGs排出削減クレジット」を獲得する仕組みです。

削減されたGHGsが排出権(Certified Emission Reduction : CER)として認められるためには、そのCDMプロジェクトが国連によって定められた手続きによって実施されなければなりません。

そこで得られたCERは「有価証券」のような扱いとなり、新たなプロジェクト実施への収入源として期待されています。

 
 

Pino
へ~「一石二鳥以上」の他にも、「開発」と「環境保護」を同時にやろう、という「コベネフィット・アプローチ」も上手くまわってゆくといいよね~

シャルル
京都議定書で決まったCDM構想も、各国の事情もあって、なかなか進んでいないのが実情だ。

Pino
せっかく、温暖化対策として考えられたCDMが機能しないと~どんどん地球の気温が上がって大変なことになっちゃうよ一

シャルル
スペースコロニー移住計画も夢ではないな。

Pino
・・・ヤなこと、云わないでくれる!?

まとめ

コベネフィットの意味は?

コベネフィット(英語:co-benefit )
一つの活動がさまざまな利益につながっていくこと。
例えば、森林や湿原の保全が、生物多様性の保全につながると同時に、二酸化炭素の吸収源を守り、地球温暖化対策にもなるという相乗効果を指す。相乗便益。

コベネフィットの関連用語

コベネフィット・アプローチ

「開発のBenefit(利益)」と「環境保護のBenefit(便益)」の双方の実現を目指すこと。

コベネフィット型CDM

途上国において、温室効果ガス削減と同時に、環境改善(汚染物質削減)など、持続可能な開発に投資することのできる「CDM=クリーン開発メカニズム」プロジェクトのこと。

 

いかがでしたか?
「コベネフィット」は、「ある活動が様々な利益につながってゆくこと」という、とても前向きな言葉ですね!

ぜひ、その活動に私達もどんどん協力してゆきたいものです~

今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
 

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