こんにちは!
若いころから黒い服ばかり着ているPinoです。クローゼットが黒一色…;
さてさて、今回のお題は「ホラクラシー」です。
あまり見聞きされたことがないかもしれませんが、前回の「ヒエラルキー」の対義語になります。
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
ホラクラシーとは?
ホラクラシー( holacracy : 英語 / holacrarchie(ヒエラルヒー)ドイツ語 )
「ホラクラシー」(holacracy)とは、従来の中央集権型・階層型のヒエラルキー組織に相対する新しい組織形態を示す概念で、階級や上司・部下などのヒエラルキーがいっさい存在しない、真にフラットな組織管理体制を表します。ホラクラシーの下では、意思決定機能が組織全体に拡張・分散され、組織を構成する個人には役職ではなく、各チームでの役割が与えられます。細分化されたチームに、それぞれ最適な意思決定・実行を行わせることで、組織を自律的・自走的に統治していくシステム――それがホラクラシーです。
引用元: 「日本の人事部」より
ホラクラシーの理論はソフトウェア開発の現場から発生したとされています。
従来より、ひとつのソフトウェアを開発する際、複数の人数が集まりそ、そのタスクを完成させるためのチーム(サークル)が作られることが、よくありました。
その形態を参考に、今までのヒエラルキー構造での仕事のやり方ではなく、役職の肩書やマネジメントの境界を越えた先で、個人の能力を十分に発揮できる形態はないだろうか?
そのような発想から、タスクを遂行するサークル内で、ミーティングにより各々役割を決め、細分化されたチームそれぞれに「意思決定の権限と機能」を分散させてみました。
ヒエラルキー構造のような上からの意思決定がすべてではなく、従来の上司・部下の従属関係から解放され、役職ではなく担当役割を持つことによる「自主性と自律性の向上が望める」フラットな組織形態へ辿り着きました。
そこには、個々の肩書や役職を持たず、明確な役割分担と対等な立場を持つ個人があるだけなのです。
これが、2007年アメリカのソフトウェア企業の創始者であるブライアン・ロバートソン氏が自ら草案し、チームメンバーと共に試行錯誤したうえで作り上げた「ホラクラシー憲章」に基づく理論です。
ホラクラシーの対義語・類語
「ホラクラシー」の対義語は「ヒエラルキー」、類語である「ティール」も、併せてみてゆきましょう!
ヒエラルキー(hierarchy)
ピラミッド形に上下に序列化された位階制の秩序や組織。
軍隊や官僚機構、企業、会社組織の中にみられる「指揮・命令系統によって階層的に並んでいる上下関係」のこと。ホラクラシーの対義語。
※ヒエラルキーをもっと詳しく!⇒【hierarchy(ヒエラルキー)の意味とは?カーストやギルドとの違いも】
ティール (teal)
ボスのいない、自律的な組織。組織の目的も、集まったメンバーにより進化する。
メンバーの生きがいをサポートする/しあう組織。
引用元: GOCHA! より
本来、英語のTeal(ティール)は青緑色を表す言葉です。
その色を指す言葉が上記のような意味を持った由来は
ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
2018年に発売され世界的に大ベストセラーになった↑「ティール組織」において
「原始的なものから徐々に進化してゆく ” 組織のあり方 ” の、もっとも発展した形を象徴する色」に、この青緑色(ティール)が選定されたため、このような意味をもって語られるようになりました。
この「ティール」は「ホラクラシー」のものと、よく似ている概念とされています。
まとめ
ホラクラシーの意味は?
従来の中央集権型・階層型のヒエラルキー組織に相対する新しい組織形態を示す概念で、階級や上司・部下などのヒエラルキーがいっさい存在しない、真にフラットな組織管理体制のこと。
ホラクラシーの類語
ヒエラルキー(hierarchy)
ピラミッド形に上下に序列化された位階制の秩序や組織。
軍隊や官僚機構、企業、会社組織の中にみられる「指揮・命令系統によって階層的に並んでいる上下関係。
ティール (teal)
ボスのいない、自律的な組織。組織の目的も、集まったメンバーにより進化する。
メンバーの生きがいをサポートする/しあう組織。
いかがでしたでしょうか?
「ホラクラシー」、これから来そうなワードですよね!
「ティール組織」も一緒に覚えておけばーなお、カンペキ♪ですね^^
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
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