こんにちは!Pino(@Pinocan4)です。
さて、今回のお題はペルソナです。
この言葉からゲームソフトを想像したアナタは・・・ゲームオタクですね?
あの深夜枠で放映された「ペルソナ」を思い浮かべた方はアニメオタク?
「そりゃあ、マーケティング用語だろ?」
と、PC前で呟いた貴方は仕事オタク・・・いえいえ、正しいサラリーマンですね!笑
正しい「ペルソナ」の意味と使い方、早速解説してゆきましょう!
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に、みてゆきますよ~
ペルソナの意味は?
ペルソナ(Persona:ラテン)
1.人格、位格を表すラテン語で、正確な発音はペルソーナ。
元は俳優が頭部にすっぽりかぶる仮面の意。
転じて俳優が演ずる役割、役柄、登場人物をさし、さらに人物、個人、性格、人格を意味するに至る。引用元: 日本大百科全書(ニッポニカ)より
元の意味は上記のような「人格」の意味ですが、今では↓のように色々な使われ方をしています。
2.キリスト教で、三位一体論に用いられる概念。本質において唯一の神が父と子と聖霊という三つの存在様式をもつことを意味する。位格。位。格身。
3.劇・小説などの登場人物。また、文学作品の語り手。
4.心理学で、外界へ適応するために必要な、社会的・表面的人格。
5.美術で、人体・人体像。
6.商品開発の際に設定する架空の人格。名前・年齢・性別・趣味・住所などから始め、細部に至る人物像を作りだし、その人格に感情移入することで、ユーザビリティーに優れた製品・商品の開発に結びつける。引用元: デジタル大辞泉より
英語のpersona(ペルソナ)は
ラテン語から personの意が、語源の言葉で
(他と違い個性のある一個人としての)人
という意味です。
現代日本社会で使われている「ペルソナ」は下記のような意味で使われています。
- 「人、個人、人格」
- 「キリスト教:三位一体のうちの位格」
- 「文芸:劇・小説などの登場人物。また、文学作品の語り手」
- 「心理学:外界へ適応するために必要な社会的・表面的人格」
- 「美術:人体・人体像」
- 「商品開発の際に設定する架空の人格」
主に1.4.6.の意味で用いられています。
特に近年、マーケティングの分野においては6「商品開発の際に設定する”架空の人格”」として使われるマーケティング用語になっています。
ペルソナ・マーケティングとは?
マーケティングの分野で使われている「ペルソナ・マーケティング」とは商品開発を行う時に設定する「架空の人格・人物像」のことです。
まずは企業の「品物やサービス」を購入してくれる「名前・年齢・性別・趣味・住所」など細かく設定した「人物像」を作りだします。
その人格になりきることで「ユーザビリティー=有用な、使い勝手の良い」に優れた製品・商品の開発を行うものです。
例えばPinoの人格設定をしてみましょう。
名前:Pino(ぴの)
年齢・性別:38歳・独身女性
職業:都内に勤める会社員
住所:東京近郊、通勤時間1時間半
趣味:映画・アニメ鑑賞、ヨガ
悩み:最近、疲れやすい。健康のために食事にも気を使っている。
以上のようなペルソナ(人物像)を設定して、ある食品メーカーが「スナック」を作ったとします。
各課題から導いて「開発する商品の仕様」を決めてゆきます。
- アラフォーの女性で1時間半かけて都内に通勤
- 趣味が映画・アニメ鑑賞
- 趣味がヨガ、健康にも気を使っている。
⇒仕事での疲れ、ストレスを癒すもの。
⇒動画鑑賞中につまめるもの。
⇒原材料が野菜やナッツ、ドライフルーツ、小魚などのヘルシーなもの。
添加物ナシ。塩分控えめ。オーガニック。
このようにペルソナ(架空の顧客)がどのような生活をし、何を求めているか?
細部にわたって詳しく設定することにより、開発する商品が明確となるのです。
ペルソナの類語は?
日本語では「人格」と訳されるペルソナ
同じような意味合いのパーソナリティやキャラクターとの違いは何でしょう?
パーソナリティ
ペルソナが語源の英語(personality) 元は同じく仮面の意味だったが、それが変化して俳優の演じる役割となり、ついには「はっきりした個人的特質、及びそれを持った人物」を指すようになった。ペルソナとは同義語。
キャラクター
ギリシア語charaktēr 由来の言葉は「刻印」または「刻み込まれたもの」だが、それが転じて「標識」や「特質」を表す言葉となる。
一般的には「性格」「個性」の意味、または映画・ドラマやアニメの登場人物のこと指す。
前述のパーソナリティが「社会的関係の中での役割や道徳的な価値判断を含んだ人格」の意味づけられているのに対し、キャラクターは「刻み込まれた内的特質」の意味合いが強い。
まとめ
ペルソナの意味は?
人格、個性、はっきりとした特質を持った人物
ペルソナの類語は?
パーソナリティ=語源はペルソナ。社会的関係の中において、さまざまな経験を積んで形成された人格
キャラクター=元から持って生まれた特質、性格
今回は類語が多く出てきましたが、いかがでしたか?
「ペルソナ」は「人格。はっきりとした特質を持った人物」で覚えておきましょう!
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