今回のお題は「サステナブル」です。
環境問題やエコなライフスタイルにおいても近年よく使われるカタカナ言葉。早速ご一緒にみてみましょう!
さて、今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に解説してゆきますよ~
サステナブルの意味は?
サステナブル (sustainable:英語)
[サステイナブル・サスティナブルとも]
持続可能であるさま。
特に、地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについていう。
「サステナブルな社会作り」引用元: デジタル大辞泉より
「サステナブル」という考え方の歴史
成長の限界:ローマ・クラブ「人類の危機」レポート
1972年 ローマ・クラブが 『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』を発表しました。
人口増加、経済成長が右肩上がりに続くと地球の天然資源は枯渇、環境汚染が進行し100年以内には成長が限界点に達するという、衝撃的な内容。
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経済成長と環境保護はゼロサム
ゼロサム⇒足して”ゼロ”のこと=一方の利益が他方の損失となる
「資本主義社会を変えなければ環境問題の解決はない」とする主張する側と経済的発展を望む開発途上国や経済成長論者が対立。
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ブルントラント委員会が『地球の未来を守るために』を発表
1987年 国連が設立した環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)が『地球の未来を守るために(Our Common Future)』を発表しました。
その中で持続可能な発展(Sustainable development)を人類の課題であるとして取り上げ「経済成長」と「環境保護」の関係は両立出来得る。つまり「将来世代の利益を損なうことなく現在の世代の利益を満たす」とする「持続可能=サステナブルな開発」の概念を発表。
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地球サミットで人類の行動計画「アジェンダ21」を採択
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1992年 リオ・デ・ジャネイロで開催された地球サミットでは21世紀に向けた持続可能な開発のための人類の行動計画「アジェンダ21」が採択されました。
それ以降、国際社会におけるサステナブルは地球環境保護の観点だけでなく社会格差、人権、途上国の諸問題の解決を含めた「持続可能な発展」を意味する言葉として世界で認知されるようになる。
アジェンダの意味とは?
⇒主に政治・政策的な分野における協議事項、検討課題のこと。
「アジェンダ」をもっと詳しく↓
『agenda(アジェンダ)の意味は?スケジュールとの違いや使い方も』
サステナブルの使い方と使用例をみてみよう!
例) サステナブルな社会を目指すために政府が温暖化タスクフォースを設置した。
上の会話でも出てきましたが、サステナブルな社会=持続可能な社会のことです。
持続可能社会とは「現状の地球環境を変えないように保護・維持をして、資源を浪費しない社会」という意味です。
※ 例文中のタスクフォースは「特別対策班」のことで、緊急に課せられた難問を解決するチームのこと。
通常「タスク」は課せられた仕事=課題を意味します。
「タスク」をもっと詳しく↓
タスクの意味については⇒『task(タスク)の意味は?ワークやジョブとの違いや使い方も』
例) サステナブルデザインを取り入れた住宅を設計しています。
建築の分野におけるサステナブルデザインとは「地球環境にやさしい最適な設計を行うこと」です。
これは製造業全般に使えるワードで、建築業をはじめ家具製造業、電化製品製造業などがこの考え方をデザインコンセプトに取り入れるようになってきています。
まとめ
サステナブルの意味は?
持続可能であるさま。
特に地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについていう。
サステナブルの使い方・使用例は?
サステナブルな社会=持続可能な社会
サステナブルデザイン=地球環境にやさしい最適な設計を行うこと
まさに今の時代、サステナブルの意味を理解し実行する時、いやもう遅いくらいです。
私も比較的日頃から余計な包装を避けプラスチック製品や動物由来のものは買わないように心がけています。一人一人の意識が変わってゆくことこそ大切なことですよね。
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