こんにちは!
一年中「よく焼けてるね!海orスキーに行ったの?」と聞かれ続ける地黒のPinoです。
ほおっておいてほしい…笑
さて、今回のお題はトリロジーです。
映画や音楽の説明などで、見聞きされたことがあるかもしれませんね。
あ、たしか・・・化粧品にもありましたっけw
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
トリロジーとは?
トリロジー (trilogy : 英語)
三部作(さんぶさく)。三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと引用元: Wikipediaより
英語のtrilogy(トリロジー)はラテン語のtri(3) + logy( 話 ) を語源とする言葉で、意味もそのまま「三つの物語」を指します。
三部作の由来は「古代ギリシア演劇で上演されていた悲劇三部作+サテュロス劇(悲喜劇)の形式」が始めとされているようです。
その後、様々な解釈がありますが、おおむね下記のような形態のものを三部作と呼びます。
●作者が最初から意図的に三部作として作ったもの。
●本来ひとつの作品を三部に分割したもの。
●結果的に続編を合わせて三部になったもの。
●作者以外の者が(評論家、出版社等)が独自にそう呼んでいるもの。
現在では戯曲・演劇の他にも映画、漫画、クラシック音楽、ポピュラー音楽等、この形態は様々な分野に波及し、いずれも三部作の構成で作られています。
ここから、作品以外のものについても「あるものが3つ揃うこと」「組み合わさること」「並ぶこと」などの意味にも「トリロジー」は使われるようになりました。
尚、「三部作」以外の数の作品形態の呼び名を参考までに上げておきます。
2部作 | Duology | デュオロジー |
3部作 | Trilogy | トリロジー |
4部作 | QuadrilogyもしくはTetralogy | クァッドリロジー、テトラロジー |
5部作 | Pentalogy | ペンタロジー |
6部作 | Hexology | ヘクソロジー |
7部作 | Heptalogy | ヘプタロジー |
8部作 | Octalogy | オクタロジー |
9部作 | Ennealogy | エネアロジー |
10部作 | Decalogy | デカロジー |
※2部作以上の作品を全て総称してpolylogy(ポリロジー)と呼ぶことも出来るそうです。
トリロジーの使い方と使用例
例)ダークナイト・トリロジーはバットマン・シリーズのリブート作品です。
これは既にタイトル名に「トリロジー」と入っているように、バットマン・シリーズのリブート三部作です。
『バットマンビギンズ(2005年)』
『ダークナイト(2008年)』
『ダークナイト ライジング(2012年)』
バットマンは1939年、アメリカのDCコミックスから出版されたアメリカンコミックスに登場する架空のスーパーヒーローです。
1943年に映画化された後も、コミックスはもちろんのこと、小説やアニメ、テレビドラマシリーズなどに展開し、「単なる続きものではなく、主要キャラクターの設定は変えずに作品を仕切りなおして新しい作品を作り上げる」すなわち「リブート」の先駆けともいえる作品です。
※「リブート」をもっと詳しく!⇒『reboot(リブート)の意味|remake(リメイク)やspin-off(スピンオフ)との違いも』
例)男性から女性へ贈るトリロジーダイヤモンドは「永遠の愛を誓う」という意味が込められています。
このトリロジーは「三つ組み合わさった」「三つ並んだ」の意味で使われています。
ジュエリーの分野において、三つの石を組み合わせ、または並ばせたデザインのものをトリロジージュエリーと呼び、特に高貴石のダイヤモンドを使ったものは「トリロジーダイヤモンド」として人気があります。
三つの石の意味⇒「過去」「現在」「未来」
ダイヤモンドの石言葉⇒「永遠の誓い」
ということから、このトリロジーダイヤモンドには
「過去・現在・未来 あなたの全てを永遠に愛し続けます」
という意味があると言われています。
素敵ですね~💛
トリロジーの類語
トリロジー(三部作)の類語にプリクエル、その対語であるシークエル、サイドストーリー、スピンオフ等があります。
今回は、あの世界的超大作のスターウォーズ・シリーズ作品を例にみてゆきましょう♪
プリクエル(prequel : 英語)
ラテン語のpre(前、以前) + sequel(後に続くもの、後日譚)が語源の「前日譚=本編が始まる前の出来事やそれに至るまでの経緯の話で、本編を補足する役割を持つ作品のこと」を意味する言葉です。
シークエル(sequel : 英語)
ラテン語の sequel(後に続くもの、後日譚)が語源。
前述のprequel「前日譚」の対語で「後日譚=ある事件や物語などが一段落ついた、その後の話」を意味する言葉です。
映画作品においてのプリクエル&シークエル作品で最も有名なものは、なんと言っても「スターウォーズ・シリーズ」でしょう!
このシリーズは、公開された順番とストーリーの時代系列が異なっていることも、よく知らているところです。
公開順/年 | エピソードNo. | タイトル | |
---|---|---|---|
プリクエル・トリロジー | ④1999年 | エピソード1 | ファントム・メナス |
⑤2002年 | エピソード2 | クローンの攻撃 | |
⑥2005年 | エピソード3 | シスの復讐 | |
オリジナル・トリロジー | ①1977年 | エピソード4 | 新たなる希望 |
②1980年 | エピソード5 | 帝国の逆襲 | |
③1983年 | エピソード6 | ジェダイの帰還 | |
シークエル・トリロジー | ⑦2015年 | エピソード7 | フォースの覚醒 |
⑧2017年 | エピソード8 | 最後のジェダイ | |
⑨2019年 | エピソード9 | ( 未発表 ) |
上の表のように、実際のスターウォーズ・シリーズの公開は各トリロジー順になっています。
オリジナル・トリロジー(本編三部作:エピソード4,5,6)
↓
プリクエル・トリロジー(前日譚三部作:エピソード1,2,3)
↓
シークエル・トリロジー(後日譚三部作:エピソード7,8,9)
監督ジョージ・ルーカスの頭の中には最初からシリーズとしての構想があったようですが、興行的に成功しないことには続編の製作が望めないため、「冒険活劇」の要素が濃く、一番大衆受けしやすいエピソード4の製作に、まずは着手したようです。
また当時、特撮技術等の問題でプリクエル・トリロジーの3作品は映像化の難しい部分が多くあった、とも伝えられています。
いずれにせよ、その思惑が当たり、エピソード4から始まったこのシリーズは、40年以上経った今も人気の衰えぬ超大作となりました。
サイドストーリー(外伝)(side-story : 英語 )
元となる作品(本伝)から派生した作品。外伝。
本伝とは同じ世界観で描かれるが、本伝の主要キャラクターではなく新しいキャラクターを使い、また時系列も同時代にこだわらず、過去や未来の話として作られることもあります。
しかしながら、現代においては次項の「スピンオフ」と概念がかぶるところもあり、はっきりとした区別がつきにくくなっています。
尚、スターウォーズ・シリーズに関しては、多くの外伝、スピンオフ作品が存在するため、新規ファンに混乱を与えてしまうという配慮から、スピンオフ作品はすべてウォルト・ディズニー・カンパニーが監修する「カノン(正史)」と、それ以外「レジェンズ(非正史)」に分別されています。
スピンオフ(spin-off : 英語 )
派生的に生じることや派生により生じた物、副産物などを指す。
転じてフィクション作品においては、既存の作品(本伝)から派生した作品全般を指す。
主役キャラクター以外の脇役、サブキャラクター、もしくは新しく作ったキャラクターを主人公として展開する作品のこと。
以下、スターウォーズ・シリーズの主なスピンオフ作品↓
◆イウォーク二部作
『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した惑星エンドアのイウォーク族を主人公にしたテレビ映画。
日本では劇場用映画として公開されました。
●1984年公開 イウォーク・アドベンチャー
●1985年公開 エンドア/魔空の妖精
◆アンソロジー・シリーズ
実写映画本編を補完する実写映画シリーズ。
それぞれがゲイレンの娘ジンを主人公にした「ローグ・ワン」、ハン・ソロの若き日を描いた「ハン・ソロ」共に大ヒットしたスピンオフ作品です。
●2016年公開 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
●2018年公開 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
では、各類語を並べて、意味の違いをみてみましょう。
▶トリロジー⇒三部作(さんぶさく)。三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと。
▶プリクエル⇒前日譚=本編が始まる前の出来事やそれに至るまでの経緯の話で、本編を補足する役割を持つ作品のこと。
▶シークエル⇒後日譚=ある事件や物語などが一段落ついた、その後の話
▶サイドストーリー⇒元となる作品(本伝)から派生した作品。外伝。
▶スピンオフ⇒既存の作品(本編)から派生した作品全般を指す。
主役キャラクター以外の脇役、サブキャラクター、もしくは新しく作ったキャラクターを主人公として展開する作品のこと。
まとめ
トリロジーの意味は?
三部作(さんぶさく)。三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと。
トリロジーの類語
トリロジー⇒三部作(さんぶさく)。三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと。
プリクエル⇒前日譚=本編が始まる前の出来事やそれに至るまでの経緯の話で、本編を補足する役割を持つ作品のこと。
シークエル⇒後日譚=ある事件や物語などが一段落ついた、その後の話。
サイドストーリー⇒元となる作品(本伝)から派生した作品。外伝。
スピンオフ⇒既存の作品(本編)から派生した作品全般を指す。
主役キャラクター以外の脇役、サブキャラクター、もしくは新しく作ったキャラクターを主人公として展開する作品のこと。
いかがでしたでしょうか?
「トリロジー」を調べてみて、あらためて人間って「3」の数字が好きなんだな~と思いました!笑←違?
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
もし、「こんな言葉を調べて欲しい」や「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
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