こんにちは!Pinoです。
昨今のインターネット社会での脅威のひとつ「ハッカー」
実は善玉ハッカーと悪玉ハッカー(クラッカー)がいることをご存知でしょうか?
今日はそのハッカー達や集団を意味する「ハクティビスト」について調べてみました!
早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
ハクティビストとは?
ハクティビスト(英語:hacktivist )
政治的・社会的なメッセージ性をもってサイバー攻撃を行うネット犯罪者、あるいはその集団をさす。
アノニマスやラルズセックLulzSecなどの団体や組織がよく知られている。特定の意図で活動するハッカーhacker(正しくはクラッカーcracker)を表現するために、ハッカーと、活動家を意味するアクティビストactivistを組み合わせた造語である。
また、その行動をハクティビズムhacktivismという。引用元: 日本大百科全書 より
英語のhacktivist(ハクティビスト)はhacker(ハッカー)+activist(アクティビスト=活動家)を組み合わせた造語で
「サイバー犯罪に関する用語で、社会的・政治的な主張を目的としたハッキング活動(ハクティビズム)を行う者のことである。」
の意味です。
ハッカーとは?
- ハッカー(hacker)=White hat hacker
- クラッカー(cracker)=Black hat hacker
⇒コンピューターに関する高度な知識と技術力を持つ者。専門職に限らず、マニアなども含む。
⇒通信システムを通してコンピューターに不法に侵入し、悪意をもって内部データやプログラムを破壊したり、他人の情報を盗み見る者。
当初、ハッカーという語しかなかったため、善玉ハッカーと犯罪行為をする悪玉ハッカーが混在し、「ハッカー=インターネット犯罪者」のイメージが一般的に広まりました。
よって後年、悪玉ハッカーのことをクラッカー(cracker=粉砕する者)という名前で呼ぶようになり、ハッカーと区別されるようになりましたが、まだ一般的に浸透しているとは言えないのが現状です。
※ライフハックを詳しく!
⇒【lifehack(ライフハック)の意味|ハッカーとクラッカーの違いも】
ハクティビストの関連用語
アノニマス(Anonymous)
「インターネット上で政治的意図をもってハッカー活動をする集団のひとつ」です。
anonymousアノニマスとは英語で「無名の」「匿名の」という意味の形容詞が組織名の由来です。
その実態は、匿名掲示板などを通じて緩やかに結びついた個人で構成され、組織としての体制は成していません。
「言論の自由」と「インターネットの公正利用」を主張し、これに規制をかけようとする政府や団体、企業に対し、サイバー攻撃を仕掛けることで知られています。
▶サイバー攻撃とは?
コンピュータ・ネットワークに不正にアクセスする行為で、主にネット上の特定サーバーに大量のデータを送りつけるなどして、サイトをダウンさせ、閉鎖に追い込む手法のこと。
ラルズセック(LulzSec)
このラルズセックも「インターネット上で政治的意図をもってハッカー活動をする集団のひとつ」です。
アノニマスの一部の政府や団体、企業向けのサイトに悪質な攻撃をしかける過激派が分かれて、この集団を形成したと言われています。
ラルズセック(LulzSec)は”Lulz Security”の略語です。
この”Lulz”はSNS用語で使われる”LOL=Laugh Out Loud(大声で笑う)”を音読したもので、日本のSNSで使用されている“w”や、“(爆)”という表現に近いとされています。
2011年にPlayStationネットワーク(PSN)から7700万人の顧客情報が流出、また同年6月にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がハッキングされ、100万人もの顧客情報が流出した事件で、世界的なニュースになりました。
当時19歳だった主犯格の青年他、主要メンバーも逮捕され現在は活動休止状態と見られています。
ウィキリークス(Wikileaks)
「匿名で投稿された内部告発情報をインターネット上で公開するウェブサイト、および同サイトを運営するNPOの名称」のことです。
Wikikeaksウィキリークスの由来は、使用するコンテンツ管理システムWikiWiki(ハワイ語[速い]の意)と、漏洩(ろうえい)を意味する「リークスleaks」を組み合わせた造語。
2006年、オーストラリア国籍の元ハッカー、ジュリアン・アサンジが欧米やアジアのジャーナリストらと創設したもので、事務所をもたず、スタッフ、ジャーナリスト、IT技術者らが運営に協力し、運営資金の大半は寄付でまかなわれているとされています。
主に内部告発者、反体制勢力などが機密情報を投稿し、高度な技術で匿名性を守る仕組みをとっており、世界中にサーバーが分散し、ある国のサイトが閉鎖されても別の国のサイト表示が可能なシステムとなっているようです。
尚、この「自由な報道の擁護者」と自称していたアサンジは2019年4月、7年間亡命していた在英エクアドル大使館にて、イギリス警察に逮捕、連行されました。
アメリカ司法省によると、アサジン容疑者は米英間の犯罪者引渡条約の下で逮捕されたとのことです。
「この逮捕、連行は、言論の自由を懸命に守ろうとする同容疑者の能力を縛るだろう」と一部の法律専門家は指摘しています。
まとめ
ハクティビストの意味は?
政治的・社会的なメッセージ性をもってサイバー攻撃を行うネット犯罪者、あるいはその集団。
ハクティビストの関連用語
アノニマス(Anonymous)
インターネット上で政治的意図をもってハッカー活動をする集団のひとつ。
ラルズセック(LulzSec)
アノニマスの一部が分裂して出来たハッカー集団のひとつ
ウィキリークス(Wikileaks)
匿名で投稿された内部告発情報をインターネット上で公開するウェブサイト、および同サイトを運営するNPOの名称。
いかがでしたか?
現代のインターネット社会で起きているハッカーに関する事件や諸問題。
「ハクティビスト」の活動は、実は私達の「自由」を守る闘いなのかもしれません…
今後も関連用語を勉強して、追って行きたい事案ですね!
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
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