こんにちは!籠好きなPinoです。
「入れるものもないのに何故、毎回買ってくる?」という家族からの冷たい視線は密かにスルーしてます!笑
さてさて、今回のお題は「リリック」です。
最近、ラップなどの歌詞のことを指して言われていますが・・・正確にはどういう意味なのでしょうか?
今日も謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
リリックとは?
リリック( 英語:lyric)
① 抒情詩。リラに合わせて歌われる詩としてギリシャに発生した。 ⇔ エピック
② 歌詞。引用元: 大辞林 第三版より
抒情詩・叙情詩( じょじょう-し )
〘名〙 (lyric poetry の訳語)
叙事詩・劇詩とともに詩の三大部門の一つ。
もとはギリシアで七弦琴に合わせて歌う歌をいったが、のちに自分の感情・情緒を主観的に表現した詩の総称。近代詩の主流をなす。リリック。引用元: 精選版 日本国語大辞典より
英語のLyric(リリック)は古来ギリシャにおいて、その語源となる七弦琴(Lyre:リラ)と合わせて歌われた詩のことで、「個人の深い内面的なな感情・情緒を主観的に表現した詩」を意味します。
詩の三大部門とは?
リリックは「詩の三大部門のひとつ」ということですが、以下に三大部門を解説してみます。
抒情詩 (リリック – lyric – )
古来、ギリシャにおいて、七弦琴(Lyre:リラ)と合わせて歌われた詩のことで
「個人の深い内面的なな感情・情緒を主観的に表現した詩」のことです。
現代においてリリックは「歌うもの」から「読むものに」に変質し、その内容や表現形態も複雑になってきているが、いまでもミュージカルやラップなどで歌われるものは「リリック」と呼ばれています。
抒情詩(リリック)といわれる詩の種類
代表的な詩の形態を紹介します。
●バラード(定型詩。リフレインを含む感傷的な歌)
●エレジー(死を悼む哀歌)
●頌詩(しょうし:崇高な主題を歌う自由形式の叙情詩)
●オード(古代ギリシア・ローマ劇で合唱隊のために作られた詩歌)
●自伝的物語詩
●牧歌
日本における叙情詩(リリック)
古来より日本の詩歌は本質的に叙情詩(リリック)です。
『古事記』に出てくる素朴な古代歌謡、『万葉集』の31文字の短歌では個人的主観の感情あふれる歌が詠まれています。
また室町時代に流行した連歌から、俳句、川柳など民衆の中で感情豊かに読まれた歌は娯楽のひとつでもありました。
叙事詩 (エピック- epic – )
神話・伝説・英雄の功業などを物語る壮大な物語詩、もしくは民族の歴史を語り継ぐ長文詩のことを指します。
抒情詩(リリック)が琴を伴奏に歌われたことに対し、叙事詩(エピック)は吟唱されたものです。
口承文芸として吟遊詩人や語り部などが語り伝え、その昔の民族の教養の根幹となり、後世に書き残されたものは歴史的資料となるものも多くありました。
叙情詩のように「個人的な感情を歌う」のが目的ではなく、「民族、あるいは国民の共同の意識を代弁して歌われる」のが特徴です。
叙事詩(エピック)の代表的な作品
●「ギルガメシュ叙事詩」(現存する世界最古の文学作品)
●「オデュッセイア」「イーリアス」(詩人ホーメロスの叙事詩)
●「ニーゲンベルンの歌」(ドイツ語で書かれた叙事詩)
●「ユーカラ」(アイヌに伝わる叙事詩)
●「古事記」「日本書紀」「万葉集」(日本最古の歴史、正史、和歌集)
●「平家物語」(鎌倉時代の軍記物語)
劇詩 (げきし : dramatic poetry )
劇形式の詩のこと。「韻文によって書かれた劇」の意味で、劇に重きを置く場合は、詩劇(しげき, 英語: poetic drama, verse drama)と表現します。
古代から近世までは、「劇」は「韻文」で書かれるのが普通であったため、劇詩は戯曲(演劇脚本)とほぼ同義でしたが、「散文」による近代劇が確立してからは、戯曲の中の一部ジャンルを表す語となっています。
作品例)古代ギリシャ悲劇、シェークスピアの戯曲、日本の謡曲などの類。
韻文とは?
〘名〙 韻律による表現効果を意識した、文章、詩歌などの類。
その決まり事は言語圏によって異なります。
● 中 国 ⇒ 音声の高低を主体とし、一定の韻字を句末に用いて調子を整える。
● 日 本 ⇒ 短歌(5・7・5・7・7形式)、俳句(5・7・5形式)等、各語の音節数の配列による。
● 西 洋 ⇒ 音声の長短、アクセントの強弱の配列などによって声調を整える。
散文とは
押韻(韻を踏むこと)や一句の字数のきまりのない文章。
詩、和歌、俳句など、韻律に規制されたり字数に制限があったりする韻文に対して、そのような規則に縛られない、自由な文章のことを指します。
散語。⇔ 韻文。
まとめ
リリックの意味は?
① 抒情詩。リラに合わせて歌われる詩としてギリシャに発生した。 ⇔ エピック
② 歌詞。
詩の三大部門とは?
抒情詩 (リリック – lyric – )
古来、ギリシャにおいて、七弦琴(Lyre:リラ)と合わせて歌われた詩のことで「個人の深い内面的なな感情・情緒を主観的に表現した詩」のことです。
叙事詩 (エピック- epic – )
神話・伝説・英雄の功業などを物語る壮大な物語詩、もしくは民族の歴史を語り継ぐ長文詩のことを指します。
劇詩 (げきし : dramatic poetry )
劇形式の詩のこと。
「韻文によって書かれた劇」の意味で、劇に重きを置く場合は、詩劇(しげき, 英語: poetic drama, verse drama)と表現します。
いかがでしたでしょうか?
ポエム(詩)の中のジャンル「リリック」、「エピック」の解説でした~^^
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