こんにちは!Pinoです^^
日常生活において『無意識』にしてしまっていること・・・たくさん、ありますよね~!
今回は、その「無意識」に関係ある「アンコンシャス・バイアス」です。
早速、謎の?ピグモン解説員赤いシャルルと一緒に意味を見てゆきましょう~
アンコンシャス・バイアスとは?
アンコンシャス・バイアス(英語:unconscious bias )
自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのこと。
⇒「無意識の偏見」
まずはアンコンシャスの意味からみてゆきましょう。
英語のunconscious (アンコンシャス)は
un(反対の)+conscious[ラテン語「(秘密などを)分かち合っている; 強く意識している」の意
が、語源の言葉で
①意識を失った、意識不明の、気絶した、
②(…を)知らないで、(…に)気づかないで、自覚しない、無意識の
などの意味があります。
英語会話の中では次のように使われます。
● fall (become) ununconscious
(意識を失う)
● I was unconscious of her presence.
(私は彼女が居たことに気づかなかった)
● a ununconscious action
(無意識な行動)
このunconsciousにbias(考え方や意見に偏りを生じさせるもの)という単語を組み合わせて熟語としたものが「unconscious bias(アンコンシャス・バイアス)」です。
※bias(バイアス)をもっと詳しく!
⇒【bias(バイアス)の意味と使い方は?使用例もわかりやすく】
現代日本社会で使われている「アンコンシャス・バイアス」は
「自分自身が気が付いていない思い込みや偏った物の見方。無意識の偏見」
という意味です。
アンコンシャス・バイアスの具体例
人が「無意識」にしてしまっている「偏見」とは具体的に、誰に対して、どのような行動をすることを指すのでしょうか?
社会的弱者に対して、心無い言動をする。
▶社会的弱者とは?
雇用・就学の機会や人種・宗教・国籍・性別の違い、あるいは疾患などによって、所得・身体能力・発言力などが制限され、社会的に不利な立場にある人。
高齢者・障害者・児童・女性・失業者・少数民族・難民・貧困層などが社会的弱者となり得る。
>引用:デジタル大辞泉より
例) 女性や若者を見下したり、威丈高な態度をとること。
この場合のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)は
「女性や若者を見下した発言をしたり、威丈高にふるまうこと」です。
もちろん、これは「あからさまに」「故意に」行っているわけではない場合を指します。
例え本人に悪気が無い言動であっても、出産して母親になった女性に対して
「3歳位までは母親は仕事をせずに、赤ちゃんと一緒に居てあげるべき」
⇒出産した女性が、すぐに乳幼児を預けて仕事復帰することに否定的な意識=「偏見」
などという発言や、また若者に対して
「若い社員が送別会や飲み会のセッティングをすべき」
⇒若者が送別会や飲み会に参加しない、準備をしないことに否定的な意識=「偏見」
この他にも、障がい者や外国人に対する「無意識な偏見」は日常的に多く見られますが、
「悪意のない」「長年の思い込みにより、自分で認知できていない」
偏ったものの見方なので、なかなか自分で治すことができません。
アンコンシャス・バイアス・トレーニング
そこで近年、企業などで積極的に取り入れられているのが
「アンコンシャス・バイアス・トレーニング」
という、社内研修や教育活動です。
これは以下のようなプロセスで実施されます。
●「アンコンシャス・バイアス」について学ぶ。
●ディスカッションやロールプレイングを通して、「アンコンシャス・バイアス」を体験する。
●自分がどのような「アンコンシャス・バイアス」を持っているか認知する。
●自分の持つ「偏見」を意識し、相手を尊重するコミュニケーション方法を探る。
上記のようなトレーニングを行うことにより、組織内での「アンコンシャス・バイアス」に意識を向けることができ、個人同士の理解や尊重を促すことは、円滑なコミュニケーションに繋がります。
そのような雰囲気になった職場環境において、雇用者は安心して仕事に向き合うことができ、結果的に個人と組織のパフォーマンスが向上するのです。
アンコンシャス・バイアス度のチェック
企業や教育機関においての研修を受けなくとも、自分の中の「アンコンシャス・バイアス」を知ることは可能です。
ご紹介する「ITA(Implicit Association Test)=アンコンシャス・バイアステスト」は
ハーバード大学とワシントン大学の研究者が共同開発したツールです。
日本語版も準備されていますので、興味のある方は是非トライしてみてくださいね♪
まとめ
アンコンシャス・バイアスの意味は?
アンコンシャス・バイアス
自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのこと。
アンコンシャス・バイアスの具体例
●女性や若者を見下したり、威丈高な態度をとること。
アンコンシャス・バイアス・トレーニングのプロセス
●「アンコンシャス・バイアス」について学ぶ
●ディスカッションやロールプレイングを通して、「アンコンシャス・バイアス」を体験する。
●自分がどのような「アンコンシャス・バイアス」を持っているか認知する。
●自分の持つ「偏見」を意識し、相手を尊重するコミュニケーション方法を探る。
いかがでしたか?
「アンコンシャス・バイアス」という自分の中の「無意識の偏見」で
今まで何人もの人を傷つけたり、不快な思いをさせたかもしれないな~と思うと少々凹みますね;
けれど今回、この「アンコンシャス・バイアス」というワードを知ることができたので~これからは意識して気をつけていきたいと思います!
今回の記事も、皆様のお役に立てましたら…嬉しいです♪
もし、「こんな言葉を調べて欲しい」や「〇〇と△△の違いを解説して欲しい」などのリクエスト
または・・・赤いシャルルにこんなセリフを言って欲しい!というコアな要望がありましたら(笑
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