なぜ人はビットコインを買わないのか?理由を考えてみた。

「ビットコイン持ってる」

と、私は周りの人には言ってません。
理由は・・・

友達「え?ホント?怪しくない?」
上司「大丈夫?旦那さん、知ってる?」
親「そんなワケのわからんもん、やめとけ」

という返答が想像できるから。
いや、でも分かりませんよね?「実は・・・私も持ってる!」と友人や上司から言われるかもしれない。
親はナイです。ゼッタイ「得体の知れないモノ」には手を出さない時代の人ですから…笑

と、そんなことを妄想してたら「ビットコインを買わない理由は何なのか?」が気になり始めました。SNSで見かけた意見で、けっこう面白いものもあったので・・・よかったら読んでみてください☆

ビットコインとは?

ビットコイン(BTC)は前述した仮想通貨、つまりインターネット上で取引される「暗号資産の一種」です。

取引にはP2P(Peer to Peer)方式を採用しており、ユーザーの端末(Peer)ごとにデータを振り分けて管理。取引履歴はすべてブロックチェーン上に記載され、誰でも見ることができます。

つまり、銀行の中央サーバーで管理する金融機関(中央集権的な機関)を通すことなく個人間での取引が可能。

仮想通貨は「世界中の誰にでも送金でき、なおかつ法定通貨と交換(両替)できる」という画期的な電子データなのです。

ぴのぴの

銀行のサーバーがダウンすると機能停止になっちゃうけど…仮想通貨は個人の端末に振り分けて管理してるから、全体がシステムダウンすることは無いんだね!

ビットコインを買わない理由

では何故この「法的通貨にも交換できる画期的な電子データ」を買う人は、まだ少ないのでしょうか?

「ビットコインを買わない理由」「ビットコインの魅力がわからない」など、ブログやSNSで繰り広げられる問答を参考に、まとめてみました。

価格の変動が大きすぎる

ビットコイン2021-2022
引用:CoinMarketCap

これは、いちばん多かった意見です。
株価も急騰や暴落はしますが・・・ビットコインのアップダウンは確かに大きいですよね。

上のチャートは2021年5月から1年間のBTCの動きを表しています。
2021年7月に&30,000まで下がった価格を10カ月ぶりに更新、今月は$20,000台で推移していますね。

しかし、約7カ月前には$68,000(約770万円)まで上がったビットコイン。70%以上の下落は株価では、なかなか見ない暴落チャートです。

投資家がビットコインを避けるのも理解できます。

ギャンブル性が高い

1年間のうちに70%以上の下落が起こる投資。
これは、もはや「投資」ではなく「投機」だ、とも言われています。

この「投資」と「投機」どちらも「有価証券等の価格変動による差額で利益を得ること」を意味しますが、はっきりした区別はありません。

ただニュアンス的に見通しの立てにくい価格変動の大きな投資、リスクが高く、ギャンブル性があるものを「投機」と呼ぶことが多いようです。

そういう意味で仮想通貨(ビットコイン)は「投機である」とされ、多くの人が避ける原因となっているようです。

ぴのぴの

投資は、みんなリスクがあるんだけどね!

投資として短期運用に向いていない

これも「ビットコインに限った理由ではない」と思いますが・・・よく見かける意見です。

株式でも短期で利益を狙うのは、かなりギャンブル性が高くなりますよね。
それでも仮想通貨が↑のように言われるのは、やはり価格変動の「激しさ」でしょうか…

けれど見方を変えると、昨年の2021年7月の$30,000で買い付けして4ケ月後の$68,000の高騰で利確した場合は、驚異的な短期運用・高利益を出した皮肉的なチャートとなりましたね!

ハッキングの危険がある

この理由もWeb2.0のインターネット社会からの問題で、仮想通貨に限ったことではありません。

ハッキング被害も何度か発生し、仮想通貨取引所が閉鎖に追い込まれる事件もありました。しかしながら、大手の取引所であれば、ほぼ被害額は補償されてきています。

取引所のハッキングは個人で防ぐことはできませんので、まずはしっかりとした基盤の大手取引所を選ぶことでしょう。

このような「よくわからないけど怖い」「自分ではどうしようもない危険」というのが不安要素のひとつになっていると思います。

パスワードやシードフレーズの管理問題

これは個人のセキュリティ問題ですね。

取引所へのログインを二重認証にする、パスワード・シードフレーズ(ウォレットの鍵)の管理を厳重にすることが重要です。とくにメタマスクなどの仮想通貨ウォレットの「鍵(シードフレーズ)」は紛失してしまうと、二度と復活できませんので要注意です。

その辺りを不安に思う人が、仮想通貨を敬遠する理由になっているのかもしれません。

そもそも誰が作ったか分からない

どこの誰が作ったのか分からないモノを買いたくない

という意見が見かけた時は・・・なるほど、と思ってしまいました.笑

ビットコイン(BTC)は、Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)と名乗る人物が考案した、とされています。

けれど、このサトシ・ナカモトが実在の人物なのか?は長らく議論されてきました。実は誰も会ったことも、声を聞いたこともない・・・謎の人物。

そんな不可思議な誕生の逸話がありながら、最初0.07円で値付られたトークンが12年後に770万円まで上がってくると、誰が予想したでしょうか?

個人的には、こんな面白いトークンはないだろう!とワクワクしてしまいますが・・・
身元不明」なモノにお金を払いたくない、という気持ちも分からないでも無いです。

ビットコインを買う理由

では逆にビットコイン投資をしている人の「ビットコインを買う理由」は何でしょう?

これも同じくブログやSNS、ニュース記事などから集めてみました。

ビットコインの将来性に期待している

投資家や著名人が多くのビットコインを購入したニュースが価格に影響が出ることもあります。また、金融市場調査機関も「ビットコインの将来性」や「〇年後の予想価格」などを推測していますね。

それらの情報から、ビットコインの将来性を期待して購入している人もいるでしょう。

「ビットコインを買う理由」で比較的多くみられるのは下記の3つ

  1. ビットコインの利用が拡大普及する
  2. Defi(分散型金融システム)やNFT等の暗号資産の利用拡大
  3. 有事の際の避難通貨としての利用

1.は、これからビットコイン(仮想通貨)が使える店舗やECサイトが増え、海外のように街角にBTCのATMが増えてくる、という予想です。

2.は昨年から認知度が上がったNFTなどの暗号資産を使った売買や取引のこと。
最後の3.の「避難通貨」はウクライナへの寄付金としても使われたように、戦争や災害などで金融機関が停止した時に世界中どこからでも送付できる「代替え通貨となりえる」電子データということです。

詳しく書いた記事もありますので↓もし宜しければ☆

ギャンブル性を楽しんでいる

投資家の中にも「投資」のギャンブル性を楽しんでる方も、いらっしゃると思うんですよね。
そういう方は毎日チャートをチェックしながら短期で売買もする。

競馬とかカジノでの勝負感覚でビットコインを買っていると思います。

なかなか激しいアップダウンに・・・アドレナリンが止まらないですね!笑

「宝くじ」だと思って買ってる

「宝くじ」と思って買ってます、というコメントもありました。

私も、少しこの気持ちが入って買ってるかも。けれど・・・「宝くじ」ほど分が悪いとは思いません。
種類によりますが「宝くじ」はアタリハズレですよね?

ビットコインは暴落はありますが、価値が0(ゼロ)になることは・・・まず無いのでは?と思っています。
万が一「0」になる事態が起きたら、それこそ世界恐慌どころじゃないですよね。

このタイプの人は前出の「ギャンブル性」も楽しめる人だと思います。

Web3.0が好き

Web3.0(ウェブさんてんぜろ)とは、ブロックチェーン技術によって実現される分散型ネットワーク(Decentralized Web)のことです。

現在のインターネットはWeb2.0に該当し、中央にサーバーを持つ大企業や一部の機関が個人情報を集約しています。しかし、それらがどのように管理・利用されているかは不透明です。

これに対しWeb3.0では、ブロックチェーン技術によって誰もがデータを相互に閲覧・検証できるネットワークが構築できます。
ビットコインをはじめとるす仮想通貨の取引も、NFTの売買履歴も、すべてブロックチェーンに刻まれ、誰でも見ることが可能。

このように個人が情報を管理(分散型)することで、より透明性のある取引が実現されるのです。

https://twitter.com/manabubannai/status/1525341038516523008

インフルエンサーのマナブさんも「ブロックチェーン」に期待している1人です。

ブロックチェーン上では個々の端末が独立しながらも、お互いの取引履歴が確認できる。「中央集権」を通さずに早く、安価にコインを送付できる。このような「透明性」や「利便性」の高ところが支持される理由でしょう。

サトシ・ナカモトの思想に共感

電子的な通貨を使えば金融機関を使わずに金銭をやりとりできる

サトシ・ナカモトの描いた思想に共感して購入している人もいると思います。

これは↑Web2.0の問題、つまり「中央集権」の影響を受けることなく、個人から個人への取引が可能にする、ということ。
突然のプラットフォームやアカウントの削除、政治的な圧力での金融機関の停止など・・・外部からの規制を受けることなく取引ができます。

何者にも干渉されず、自由な取引が行える

私もこの思想に、とても共感しています。不透明な「中央集権」に自分の個人情報や権利を握られているのは…よい気持ちがしませんよね。
日頃から会社や組織、国のルールに縛られている人こそ「自由」への強い想いがあるのかもしれません。

まとめ

今回は、まだまだ多くの人が「なぜビットコインを買わないのか?」の理由を考察してみました。

ときどきSNSなどで、この論争が起こると「なるほど~」と面白く見ていました。
皆さん、それぞれの意見はどれも真っ当だし、それぞれに共感できる。

買わない理由には、個人の思想・考え方はもちろん、やはりビットコイン(暗号資産)が持つ未成熟な部分も大きく影響していると感じました。

5年、10年、20年後…ビットコインがどうなっているのか?保有率はどのくらいになるのか?
そして、その頃、人々の意識がどのように変わっているのか?
今から、とっても楽しみです♪

その頃に・・・まだ、このブログを運営していたら、ぜひ記事を書きたいと思います。

最後に私が「なぜビットコインを買うのか?」の記事も置いときます↓
アラフィフのシングルマザーに「いや、もっと他にイイ投資先あるやろ!」と思ったら・・・そっとコメント入れといてくださいw

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