NFT楽しんでますか?
今回はオープンシー(Open Sea)などのNFTマーケットで頻繁におこる「偽コレクション(アカウント)」の通報の仕方について解説します。
オープンシーでの「コレクション」とは作品を置いておく場所、分かりやすく表現するとコレクションというフォルダの中にNFTが入っているイメージでしょうか。
よってNFTを出品・販売する際は、まずコレクションを作成してから画像(NFT)をアップロード(ミント)してゆきます。
偽アカウントはコレクションを勝手に作成し、違法コピーしてきた画像をマーケットにミントして販売をする悪質なものです。
もし、自分の画像を勝手に使われているコレクションを見つけたり、偽アカウント出現で困っているクリエイターさんがいらしたら、すぐに通報してあげましょう!
おそらく、通報数が多ければマーケット側の対応(コレクション・アカウント削除など)は早いと思われます。
通報の仕方はとても簡単です。早速、画像付きでみてゆきましょう☆
偽コレクションを見つけたら
NFTマーケットプレイスのオープンシーOpen Seaで「偽コレクション」を見つけたら…もし自分のニセモノであれば、すぐに通報(Report)しましょう。
ただし、他のクリエイターの「ニセモノ?」と思われるコレクションを見つけた場合は、勝手に通報しないように!
まずは本人へ連絡しましょう。本人が意図的に別コレクションを作って移動中、などの可能性があります。
ツイッターのDM等から本人に確認することが大事です。
「偽コレクション」と見極めるポイントをいくつかあげておきます。
今回は実際に被害に遭われたAoyokoさん@Aoyoko_NFT の『Board Animal』の偽コレクションの画像をお借りして解説してゆきますね↓
- トレードボリューム(取引高)が極端に少ない
- 作品数に対してオーナーの数が極端に多い
- コレクションやアカウントにSNSのリンクが貼ってない
人気のクリエイターさんで売れているのに・・・取引高が「0」は見るからにオカシイですよね;このように極端にトレードボリュームが少ない場合は要注意です。
そして作品数に対してオーナー数が多いのはNFT作品を勝手にエアドロ(他人のウォレットへ無料で送ること)している可能性があります。
これは送られた方が「あれ?知らないNFTが届いてるけどなんだろう?でもこのイラスト好みだから、ちょっとコレクション見にいってみようかな」と偽コレクションへ誘導するための手口です。
詳しくは後述しますがコレクション頁やアカウント(プロフィール)頁にツイッター等のSNSがリンクされていない場合も要チェックです。
ちなみに…Aoyokoさんの本物コレクションはコチラ↓
全然、トレードボリュームが違いますね!笑
ツイッターもちゃんとリンクされていて完璧です☆
偽コレクションの通報の仕方
自分のニセモノを見つけた時、または他クリイエイターさんの偽コレクションの確認ができたら、マーケット側へ「偽コレクションですよ!」と通報します。
時間は少しかかるかもしれませんが、マーケット側で確認が取れたらアカウント・コレクションの閉鎖(クローズ)の対応をしてくれます。
早速、通報の仕方をみてゆきましょう↓
偽コレクション頁の右上の「縦…」をクリックすると「Report」が出てきますので選択
通報するためのフォームがポップアップで出てきますので、最初の欄の右側をクリック→ドロップダウンメニューを表示
いちばん上の『Fake collection or possible scam』を選びましょう。
次の欄の「Original collection」には本物のコレクション名を入れますが…出てこないこともありますので空欄でもOKです。
下の青いボタン「Report」をクリックして送信すれば通報完了です。お疲れ様でした!
偽アカウントから購入しないようにするには?
オープンシーなどのマーケットで販売されているコレクションが「ニセモノ」か「本物」か?
どのように見分けたらよいのでしょうか?
まずはツイッター等のリンク先を確認
見分ける手段として「クリエイターの身元が分かるもの」を探して調べてみましょう。
オープンシーなどのマーケットで、自分が以前から気になっていたクリエイターさんの作品を見かけた時は、かならずアカウント(プロフィール)を見てリンクされているツイッターに跳んでみましょう。
もし、コレクション頁には行けるけど、アカウント(プロフィール頁)への生き方がわからない…という方は、どれでもよいので1枚のNFT作品をクリックして開いてみましょう。
作品頁を開いて…一番下のトランザクションの履歴を見ます。
Minted(出品)されていればFrom「Nulladdress」からTo「●●●(アカウント名)」へ移動しています。
その「●●●」をクリックすると、そのNFTの出品者アカウント(プロフィール頁)へ跳びます。
NFTクリエイターは、ほぼツイッターを使っていると思いますので、必ずプロフィールアイコン下にリンクがされているか確認しましょう。(もしかしたらツイッターを使っていても連携し忘れているかもしれませんが;)
そこにツイッターURLの記載があったらクリックして、跳んだ先のツイッターのプロフィールやフォロワー数、TL(タイムライン=呟いている内容)もあわせて確認します。
とても人気のあるクリエイターさんなのに不自然なまでにフォロワー数が少ない、またツイートしている内容が作品のことや創作活動の事をではなくRTばかり…など。
このような場合はNFT偽アカウントを作るために作った「ツイッターの偽アカウント」の可能性もあります。
確かめるにはツイッターだけでなくリンクされているインスタグラムやフェイスブックのアカウントでも構いません。
とにかく出来るだけ情報を集めて「本当にクリエイター自身のコレクションなのか?」を確かめましょう。
クリエイターが開設しているSNSのリンクから
前項の逆バージョンになりますが…いちばん確かなのは「本物のクリエイター側」から入ることです。すなわち常日頃からクリエイターが活動しているSNS経由でマーケットに接続することですね。
これはメタマスクやOncybeなどに接続する時と同じですが「できるだけ本物性の高いアカウント」からマーケットに入ることは鉄則です。
公式ツイッターアカウントがあれば、そのアカウントプロフィールにリンクが貼られているURLから。
個人クリエイターならば、繰り返しますがフォロワー数やツイート内容を確認してからOpen Seaなどのマーケットプレイスに跳び、正しいコレクションからNFTを購入しましょう。
偽アカウントの手口
前述の偽アカウントの見極め方でも紹介しましたが、最後にいくつか「偽アカウントが購入させる手口」をみてみましょう。
- マーケットの検索から探してくる人をターゲットにする
- ツイッター等のSNSで宣伝し、マーケットのリンクを踏ませて偽コレクションへ誘導
- 偽コレクションから勝手にNFTをエアドロして配布元の偽コレクションへ誘導
1.はマーケットプレイスを見ていて偶然見かけたり、好みのNFT検索してきた人を狙うものです。クリエイターから辿ってきたワケではないので「本物」かどうかは判断しづらいですよね。
2.は偽のツイッターアカウントで偽コレクションへ誘導するものです。これも流れてきたツイートで「あ、好みの絵柄だな」と思ってリンクを踏む人を狙っています。
Board Animalさんの偽コレクションは3.の方法で誘導しようとしているようです。これも悪質ですよね!怒
他にも巧妙な手口が色々と出てくると思われますが、くれぐれも上記3つのことは頭の隅に置いていただいて、NFTのコレクションを覗きにいきましょう。
クリエイター側からできる防止策
購入者側が注意するのはもちろんのことですが、NFT作品を買ってもらえるクリエイター側も「購入者が偽アカウントから買わないように」に対策しておきましょう。
定期的に偽コレクションをチェック
NFTの売買数が増えてきたら…定期的にマーケットで検索をかけてみることは大切です。
偽アカウント作成者が、自分のクリエイター名やコレクション名を使用しているかは分かりませんが…「なりすまし」で売ろうとする場合は似たコレクション名にする、1文字だけ変えて作成する、等なかなか巧妙な手口を使ってきます。
例えば…「Pinocan’s collection」を「Pinocan collection official」など平気で付けてきます.笑
クリエイターのファンの人が見間違えて購入するのを狙ってるのでしょうね。許せません!
よってマーケットで検索をする時は、まず自分の「クリエイター名」や「コレクション名」で調べてみましょう。
そして万が一、自分の偽コレクションを見つけたら・・・すぐに通報すると共に、ツイッター等で「このコレクションは偽物なので買わないように」注意を促すと共に、他からもマーケットに「通報」してもらうよう呼びかけましょう。
購入者が「本物」を確認しやすく
日頃から偽コレクションのチェックをしつつ…さらに購入者が自分を特定できやすいようにしておくべきです。
- SNSは必ず開設する。特にツイッターは必須
- コレクションやプロフィールにSNSを連携させておく
- 日頃から「自分のツイートやプロフィールのリンクからの購入」を促しておく
NFT作品を販売してゆくならばSNS、少なくともツイッターは開設しておきましょう。インスタでも構いませんが、ツイッターの方がクリエイターの日頃の動向がわかりやすく確認しやすいです。
そして、そのツイッターにすぐ跳べるように自分のコレクション頁やアカウント(プロフィール)頁には必ずリンクを貼っておきましょう。
その跳んだ先のツイッタープロフィールにもOpen Sea等のマーケットのリンクを貼っておきます。
ツイートで作品を紹介する際も「必ずこのツイートリンクもしくはプロフィールに貼ってあるリンクから購入してください」と注意喚起しておくのも大事です。
まとめ
今回は「Open Seaで偽コレクションを通報する方法」について解説してみました。
画像提供など全面的に協力してくださったAoyokoさん@Aoyoko_NFT ありがとうございました!
今後、NFTに参加するクリエイターや、購入するコレクターが増える中、このような詐欺も横行すると予想されます。
まだNFTが熟成していない日本市場や日本人を狙った外国からのコンタクト(DMやNFTのエアドロ等)は基本無視、「信頼できる知り合いからの紹介」なども極力慎重にやり取りをすることをオススメします。
マーケット側も全ての詐欺行為に迅速に対応することは難しいため、できるだけ「購入者」「クリエイター」双方が気を付けておくことが大事ですね。
そして・・・もし「ニセモノ」を見つけたら、皆で協力して通報(Report)してゆきましょう!
「日本のNFTは通報厳しいな・・・」と相手に思わせるのも防止策のひとつです.笑
NFT界全体で「本物」をサポートして「ニセモノ」に対抗してゆきましょう☆
\ Enjoy! NFT♪/