全画像付【ENS】取得・登録方法をわかりやすく解説します

こんにちは!NFT楽しんでますか?

前回は、ようやく作ったOncyber(仮想ギャラリー)設定の解説記事でした↓

そして今回も昨年から「取ろうかなぁ」と思いつつ、放置していたENS(イーサリアムネームサービス)の登録方法を画像付きで分かりやすく解説しますヨ☆

ENSとは?

ENSとは「Ethereum Name Serviceイーサリアムネームサービス」の略語で、2017年にスタートしたイーサリアムのサービスです。

仮想通貨の取引で使われるウォレットアドレス(通常、0x~で始まる英数字)を簡単で読みやすい英文字へ変換してくれます。

それがどんな風に使われているのか?メリット&デメリットも合わせて、ご案内してゆきます。

ENSを取得するメリット

ENSのサービス内容はいくつかありますが、主にNFT界隈でのメリットは次↓の3点

ENSを取得するメリット
  • ウオレットアドレスを簡略化して可読性を高める(誤送信防止)
  • アドレスを伝えやすい
  • NFTとして転売可能

わかりやすく解説してゆきますね!

アドレスを簡略化して誤送信防止

メリットの1つ目は仮想通貨の取引で使われるウォレットアドレス(通常、0x~で始まる英数字)を簡単で読みやすい英文字へ変換=簡略化して可読性を高めてくれる事です。

例)0x9871・・・1234(42桁の英数字)⇒○○○○○.eth(任意の英数字、記号、絵文字も可)

取引所からウオレットへ仮想通貨送を際などにウォレットアドレスをコピペして送金設定すると思うのですが、手違いで1桁でも切れてしまった場合、トークンが紛失するおそれがあります。

宛先住所が違ってもトークンは「どこかに」送られてしまう、つまり誤送信されてしまって戻ってくることはまずありません。

そのためウオレットアドレスを簡略化して「すぐに読めて文字を確認できる」ようにするのは大事なリスク回避のひとつです。

ウオレットアドレスを伝えやすい

NFT界隈でよく催されるGive awayや、何かの理由で仮想通貨を送りたい時に相手にウオレットアドレスを伝えやすい、というのもメリットのひとつです。

やりとりの中で「ツイッターのDMやリプライにウオレットアドレスを記入して」と言われた時に長い42桁のウオレットアドレスを貼りつけると、改行された時に1文字切れてしまったり、コピペする時にスペースが入ってしまうのに気づかずにトークンを紛失させることもあるようです。

「○○○○○.eth」のように、すぐに読めて間違いを確認しやすい、コピペしやすい文字列は送る側にとっても、とても親切です。

また自分のツイッターアカウントと同じENSにした場合は、そのままツイッター名にする人も増えています。

ウォレットアドレスが一目で分かる

見た目がよい(NFTに真剣に取り組んでる感がある)

などが理由かな?と思いますが…どうでしょう?笑

NFTとして転売可能

そして大きなメリットのひとつはこの「転売可能」ということ。

ENSを登録・購入するとNFTとしてOpenSea上にミント(出品)されます。そして、そのNFTをリスト(値段を付けて売りに出す)すれば売ることもできます。リストしていなくてもオファーが入れば売買可能。

「もう必要無いかな」と思ったら転売できる、ということはENSの強みですね。

また、これは将来的に改変の可能性もありますが・・・高値をつくことを見込んでENSを購入しておくこともできます。

昨年2021年8月には大手ビール会社のバドワイザーが「beer.eth」を30ETH(約1000万円)で購入して話題になっていましたね。

最初の費用はかかりますが、他の人が欲しがるような名前や大手企業の社名などの入ったENSを転売目的で取得する人も居るようです。

ただし、この件に関してはインターネットのDNS(ドメインネームシステム)のように高額転売を目的とした取得を禁止する動きが出てくるかもしれません。

今後の動向を注視しておくべきでしょう。

ENSを取得するデメリット

ENS取得において考えられるデメリットもあげてみます。

ENS取得のデメリット
  • 契約更新が必要
  • 不審なNFTを送付されやすい?

契約更新が必要

ホームページ等に使われる独自ドメインと同じく、ENSには利用期間があり終了時には契約更新が必要。

契約期間は1年から選択でき、1年間につき利用料は$5。更新の度に別途ガス代がかかりますので、長く使う予定があるようでしたら最初から5年~と長期で取得しておくと費用節約になります。

逆に「とりあえず様子見」の方は1~3年の短期の方がよいでしょう。

不審なNFTが送られやすい?

これはENSに限ったことではないのでですが…OpenSea等のコレクションの「hidden」の中に見知らぬNFTが送られてくることがあります。

私もENSを取得する前の0x・・・のアドレスの時から送られてきていました。なんなんでしょうね?あれ;

ただ不審なNFTには触らない方がよい、という説がありますので放置していますが、できれば送ってきて欲しくない。

何かの手間をかけてコレクションからアドレスコピーして送信してるのでしょうけど…ENSでツイッター名にしてる方など、送られるリスクが高くなる可能性があるかもしれません。

ENSの取得方法

お待たせしました!早速、ENSの登録方法を画像付きでご案内してゆきます。

仮想通貨関連でウオレットに繋ぐ場合はリンク先に注意しましょう。

検索で探す時、上位表示であっても詐欺サイトではないか確認はもちろんのこと、信頼できるブログサイトさんに貼ってあるリンクであってもURLが公式のものと違いないか調べてくださいね。

私はいつもツイッターの公式アカウントのリンクから跳ぶようにしています。↓

公式マークが付いていれば信頼できますし、フォロワー数も確認しておきましょう。(詐欺アカウントはフォロワー数が○○Kなどにはならない)

ENSのサイトが開いたら、まず「ens.domains」のURLと合っているか確認するクセを付けましょう!

(リンク繋げてありますので↑よろしければ。但し、URLチェックは必ずしてくださいね)

ENSのサイトからアプリを起動

言語を「日本語」にしたら右上の「アプリを起動」をクリック

仮想通貨ウオレットの一覧が表示されたら自分の持っているウオレットを選びます。

Meta maskメタマスクを使っていますのでアカウントを選んで「次へ」をクリック

ウオレットアドレスの確認をして「接続」

ウオレットが接続されたらポップアップが閉じます。

希望のネームを検索

ウオレットの接続が済んだら、いよいよ取得したい名前をチェックしてみましょう。

↑は大文字を使ってしまいましたが、実際に取ると小文字に変換されます。大文字は使えないということですね;

けれど使用範囲はけっこう広く♥や$などの記号や絵文字😊が登録できるのには驚きました!

「Search」をクリックしてドメインネームが空いているか確認しましょう。もし、すでに取得済みのネームであれば「期限切れ」の日付と「利用不可」と表示されます。

登録費用(年間利用料+ガス代)を確認

まだ取得されてなければボックスの左ラインがグリーンになるので、そのネームをクリックすると登録料が表示されます。

今回の費用の内訳は

●年間使用料=1年につき0.002ETH(5ドル)

●ガス代=0,048ETH

ガス代は時間帯によって代わってゆきますので、あくまで予想金額。希望の年数を+で増やすことができます。

尚、ENSの年間利用料はドメインネームの文字数によって変わってきます。

ENS年間利用料
  • ○○○○○.eth(5文字以上):年間ETHで5ドル
  • ○○○○.eth(4文字):年間ETHで160ドル
  • ○○○.eth(3文字)ETHで年間640ドル

3文字になってくると1年間に640ドル(約75,000円)を毎年払う計算になります。なかなか個人でこの3文字ネームを取得するのは厳しいですね;

登録の前に左側の表示が「Connect」になっていたらクリックしてネットワークに接続、必ず表示を「Diconnect」にしておきましょう。

登録のリクエスト

購入の準備ができて、希望利用年数とガス代を確認してOKならば「Register(登録)」をクリック

すると3ステップの表示へ切り替わりますので右下の「登録のリクエスト」を押しましょう。

ガス代は30秒ごとに時価が反映されます。少しでも安く・・・と思って待っていると永遠に「確認」が押せなくなるのでキリのよいところでクリックしましょう。優柔不断な私は3分くらい待ってしまいました.笑

ステップ2で再度、ドメインネームの確認

ステップ3では、またウオレットが開きますので確認をクリックします。

取得したENSを設定

画面が切り替わったら、または左側メニューの「マイENS」から取得したネームを設定します。設定したいネームを選んで「Save」をクリック。

これでOpenSeaなどのウオレットアドレス表示に取得したENS「pinocan.eth」が反映されるようになります。

リマインダーの設定

利用期間が切れる日時を忘れないようにリマインダー設定をしておくことも可能です。

ボタンをクリックしてメールアドレスを記入。

後ほど、登録したメールアドレスにメールが来ているか、確認しておきましょう。

OpenSeaでENSのNFTを確認

メリットでお話したように、ENSはNFTとして転売が可能。

早速、マーケットプレイス(OpenSea)へ行って確認しておきましょう。

ありましたね!

さきほど設定したのでプロフィールのアイコン下にも42桁のウオレットアドレスと共に「pinocan.eth」も表示されています。

これでENSの取得は完了です!お疲れ様でした♪

まとめ

今回は「ENS(イーサリアムネームサービス)の取得・登録方法」を画像付きでご案内しました。

NFTや仮想通貨を扱うに際して「絶対必要」というワケではないENSですが…NFT作品やトークンの誤送信などのリスク回避として、また何よりも…世界で自分だけのネームアドレスを持つとモチベーションもあがりますよね♪

イーサリアムの時価やガス代の価格変動で取得時の費用が変わってきますが…もし「いずれ取ろうかなぁ」と考えているようでしたら、2022年1月現在、ビットコインやイーサリアムが下落している為、少し安く取得できるチャンスかもしれません。

ガス代の変動はこのサイトからチェックできます↓

ETH GAS STATION

試しに1~2年で取ってみるのもアリですね!

\Enjoy! NFT♪/